こんにちは。

今日はNゲージ鉄道模型、導入したばかりのKATO 10-292,293 E4系新幹線”Maxやまびこ”編成の続きです。

 

前回のE4系記事”上下階を均一に照らす”の第2弾として書くつもりでしたが、色々とあって室内灯の話ばかりでもなくなって来たのでタイトルに”上下階..”を付けませんでした。以下これまでのリンク記事と変わっている部分があるので合わせてご覧いただければと思います。

なお、私は東北新幹線のイメージが強いので10-292,293を選びましたが、実車引退が近い上越新幹線”Maxとき”(10-1427)とAssy表を見る限り構造は同じようです。ご参考まで。

 

 

 

今回は電動車の話から行きたいと思います。

最初のリンク記事に書いたように、モーターを車端部に寄せ、1階の床下ギリギリにシャフトを配する特殊構造で、客室1階の座席表現、シースルーを実現している優れものです。写真奥がモーター、手前は重量バランスを取るためか大きいダイギャストが乗り、室内灯集電板挿入口は唯一車端部に付いています。ここに銅板を挿し込み、ブリッジダイオードと抵抗は埋め込めず外側に付けました。手前に伸びている2枚の銅板がDCC交流電源を直流化した出力端子、これを下に折り曲げたいのですが、DCC交流の銅板と接触してしまいそうなので..

 

プラ板1枚を挟んで折り曲げました。

 

2階の屋根裏にテープLEDを配し、右車端部へ長い銅板を伸ばし、前述の室内灯用直流出力端子と接触させてLEDを点灯させます。更に青い座席パーツの裏に貼った1階照明用のテープLEDからも銅板を伸ばし、屋根裏に伸びる2階照明用銅板に接触させて集電します。これで1,2階それぞれのLEDが光ってくれます。

 

また、試運転などやってみて解って来たのは、モーターユニット側の座席パーツが浮きやすく、接触不良を起こしやすいこと矢印の部分で左(画面外)の動力台車から来る集電銅板と、右下の集電台車からの銅板が接触する構造、板バネ弾力があるので浮き上がりやすいんです。ここが接触不良を起こすと動台車側だけの”片台車集電”状態になっちゃう..最初の記事に書いていた”ダブルクロス通過時に瞬停を起こすことがある”はひょっとすると片台車集電になってたのかも知れません。

左端、下から上へ伸びる爪で固定するようになってはいるのですが、浮き上がりを抑えきれないと見たので、座席パーツの右端上になにやら白いものを載せました。

 

これは2mmのプラ角棒と、中央部だけ更に1mmのプラ板、屋根裏に当てることで座席の浮き上がりを抑えようという魂胆です。KATO純正の室内灯を入れれば、同位置に導光板が来ると思われるので、私がてきとーに付けたプラと同じ役割を果たしてくれるのかも知れません。

 

こうして1、2階とも綺麗に光ってくれます。動力車でこんな低い位置まで座席表現が作り込まれ室内が照らされる...非常に良く工夫されたイイ出来だと思います。

なお、いつもやっているテープLEDを覆い隠す白色プラ板は現状付けていません。この先付けるかもですが、1階部の寸法が厳しそうなんですよね。

 

2階建ての動力車という意味では奥の285系”サンライズエクスプレス”がありましたが、こちらは廊下がフラットで床下機器が付く構造、だから通常の動力ユニットで行けたんですね。1階窓の位置、サンライズよりMaxの方が全然低いです。

 

7,8号車は2階がグリーン、1階は普通席です。写真はあれこれ弄る前、製品の状態です。導光板が予め入っていて、2階だけ電球色?っぽくなるように色が付いていました。写真は8号車E444-23です。実車座席は黄色じゃなくて緑系だよな とも思うんですが、座席弄りは後でまとめて考えたいと思います。

 

私は普通車、グリーン車関係なく上下階にそれぞれテープLEDを入れるので、導光板は外し、1~6号車と同じように施工します。分かりにくいですが、グリーン車を照らす部分だけLEDを黄色く着色し、KATO製品の雰囲気を再現しています。写真は7号車E446-23です。

また、2番目のリンク記事の時と集電銅板の付け方が変わっています。ブリッジダイオードを床下に埋め込んでいるのは同じですが、そこから伸びる銅板を弾力のある燐青銅板に変え、1階照明テープLEDから伸びるリード線、銅板を下から上へ、2階照明LEDに付けた銅板と共に燐青銅版の弾力で屋根に押し付ける形にしました。Maxは”屋根に押し当て”が多くなりました(笑)。運転してみてチラつきが多かったので集電安定化を考え工夫してみたのと、

 

下を通していた時(写真)は乗降ドア窓から見えていたリード線が上へ行って視界から消えるメリットもありました。動力車を除く7両全て更新済みです。KATOの新幹線車両は車端部に”ボディー開き止め”の爪が付く等、上下方向の固定がガッチリしていると思うので、屋根に押し当て作戦を多く使えました。

 

まだちょっと運転時のチラつきが多い気がするのでもう少しあれこれやりますが...

後ろ(手前)から4両目が動力車です。この車両の1階だけ通常の動力ユニットで塞がれて光らないことを想像すると...

KATO特殊構造動力ユニットの効果絶大

と思います。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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