千曲川・信濃川に沿って豪雪地帯を走る(戸狩野沢温泉駅→十日町)【豪雪地帯を走るJR飯山線の夏②】 | 湘南軽便鉄道のブログ

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本ブログは鉄道・バス・船舶・航空機等について、記録も兼ねて記事掲載。

その他、5インチゲージ自家用乗用鉄道「湘南軽便鉄道」についても掲載。路線は湘南本線(ベランダ線・路程約0.01km)があったが現在廃止。新たな庭園鉄道敷設の構想中。

(前回記事の続き)

(観光列車 快速おいこっと  @JR飯山線十日町駅)




★過去記事↓↓↓





長野駅12時33分発、十日町行きJR飯山線普通列車に乗車中(キハ111+キハ112)


13時37分、戸狩野沢温泉(とがりのざわおんせん)駅発車

後方車窓。駅が後ろに遠ざかる。

夏の飯山線

長野盆地から山間部に入っていく。戸狩野沢温泉駅から十日町間は一日8往復しか運転されない、JR飯山線一の閑散区間。

千曲川(ちくまがわ)に沿って走るJR飯山線


前日の雨で茶色く濁った千曲川




千曲川は全長367kmの日本一長い大河。新潟県に入ると呼称が信濃川に変わる。

車窓から眺める千曲川





上境(かみさかい)駅

かつては島式ホームで、貨物用ホームもあったが、現在は全て撤去されている。



険しい地形に敷かれた線路

JR飯山線沿線は、日本一降雪量が多い地域


厳冬期は雪深い中を気動車は行く。




上桑名川(かみくわながわ)駅




桑名川(くわながわ)駅


1面2線の島式ホームで、保線用車両の留置線もある。

かつては、この駅から西大滝ダム建設現場まで引込線が敷かれていた。



鉄道を雪から守るスノーシェッドが連続する。





西大滝(にしおおたき)駅




信濃白鳥(しなのしらとり)駅


休日の昼下がりの空いた車内

山里を行く。



平滝(ひらたき)駅



丸いスノーシェッド




横倉(よこくら)駅

開業当時からあった木造駅舎は、2011年(平成23年)に発生した最大震度6強の長野県北部地震で倒壊し、今の駅舎に建て替えられた。






森宮野原(もりみやのはら)駅
14時14分〜14時20分まで6分間停車

6分間停車するが、車内精算のワンマン列車は運転台後ろの最前部しかドア扱いがなく、この駅で下車する乗客以外は列車から降りられない。

駅には、JR日本最高積雪地点を示す標柱。昭和20年2月12日、この標柱のてっぺんの赤い線の部分まで雪が積もったそう。その高さ7.85m。

森宮野原駅舎には、交流館「ふきのとう」が併設

反対側には使われなくなったホーム

JRの駅で日本一雪が積もった記録を持つ森宮野原駅

越後川口発戸狩野沢温泉行き上り普通列車と行き違い

向こうはキハ110系の単行気動車



森宮野原駅を発車。JR東日本長野支社の管轄はこの駅まで。この先は新潟支社の管轄になる。

駅が遠ざかる。

日本一の豪雪地帯の夏



森宮野原駅を過ぎると、長野県から新潟県へ。

足滝(あしだき)駅




千曲川は、新潟県に入ると、呼称が信濃川(しなのがわ)に変わる。



越後田中(えちごたなか)駅


トンネル





津南(つなん)駅


津南駅から津南町の中心街までは1.5kmぐらい離れており、駅前は閑散としている。





越後鹿渡(えちごしかわたり)駅




信濃川を渡る。

進行方向右側車窓の信濃川



進行方向左側車窓の信濃川
左岸には、東京電力信濃川水力発電所




越後田沢(えちごたざわ)駅
今も側線が残る。




夏草が生い茂る線路





越後水沢(えちごみずさわ)駅




土市(どいち)駅



魚沼丘陵の田園地帯

魚沼産コシヒカリの産地を駆け抜ける。



北越急行ほくほく線(犀潟方面)が地下トンネルから出てきて、そのまま高架線へ。

かつては、越後湯沢と北陸を結ぶ特急「はくたか」が走っていた高規格の北越急行ほくほく線も、JR北陸新幹線が金沢まで開業したことにより、今はローカル輸送のみ。



14時58分、終点の十日町(とうかまち)駅に到着
右側には、15時21分十日町始発 越後川口行きが停車中

長野から走ってきたキハ111-210+キハ112-210。キハ111形・112形の200番代は、元・特急「秋田リレー号」用車両を改造・改番した車両。


片運転台のキハ111+キハ112


平成8年富士重工製の気動車





十日町駅は、新潟県十日町市の中心駅で、JR飯山線の新潟県側の拠点駅。

ここ十日町駅で、越後川口行きに乗換え。


※2021年(令和3年)夏


(続く)