■極楽橋駅
観光列車「天空」に乗って、南海高野線の終点極楽橋(ごくらくばし)にやってきました。
 
風鈴が涼し気です🍧
 

 
ホームの照明は、お寺を連想させるデザインにになっています。
 
 
極楽橋駅の名前の由来は、駅の手前にあるこちらの朱塗りの橋!
この橋を渡ると不動坂に続いていて、徒歩で高野山まで登ることができるそうです。
 
 
よほどの健脚でない限りは、おとなしくケーブルカーで上るのが無難です😂
 
■極楽すぎる駅
極楽橋駅は、南海電車から高野山ケーブルへの、乗換駅として認知されています。
2020年7月に「はじまりの聖地、極楽橋」としてリニューアルされ、極楽橋駅の名前の通り、極楽を感じることができるようになりました!
 
注目はコンコースの天井です!
 
 
天井を見上げただけで、声が出てしまうくらい圧巻の天井絵巻です✨

これは「いのちのはじまり」をテーマに、高野山ゆかりの動植物が描かれているとのこと。
1枚1枚が美しくて、見ていて飽きません。
 
 
ずっと見ていたら、ケーブルカー2本くらい、行ってしまいました😅

端には、記念撮影ボードも用意されています。
 
 
極楽橋駅は俗世間と聖地への境界とされていますが、南海高野線側はまだ俗世間。

天井絵のデザインしたグッズが、多数販売されています。
 
 
■聖域へ
南海高野線側から、ケーブルカー乗り場へ向かう通路です。
この通路が、俗世と聖域の橋に見立てられていて、ケーブルカー側が聖域になります。

「はじまりの聖地、極楽橋。俗世と聖域を、結ぶ橋。」というバナーがありますが、奥に向かうにつれて、バナーの色が黒から赤に変化していきます。
 
 
黒が俗世、赤が聖域を表現しているのですね。
 
 
連絡通路を通って、聖域エリアまでやってきました。
ケーブルカーの発車案内も極楽チックな感じがします。
(すぐに感化されるタイプかもしれません😆)
 
 
天井絵巻のデザインも変わって、高野山に伝わる「宝来」という切り絵になりました。
極楽鳥、干支、宝船などの縁起物がデザインされています。
 
 
ケーブルカー乗り場の横には、手水舎があり、高野山に着く前に、身を清めることができます。
手水の中も、ぜひ、のぞき込んでみてくださいね。
(何が見えるかは、訪問した方だけのお楽しみにしておきます)
 
手水舎の隣には、極楽鳥の願掛羽(がんかけばね)が吊るされています。
 
 
願掛羽は、極楽鳥の羽をかたどった短冊のことで、手水舎の近くで1枚100円で販売されています。
 
色は4種類。
「はじまりの決意」を願う赤色、
「心の開放」を願う白色、
「愛の祈り」を願う薄紅色があります。
ちなみに、「愛の祈り」の薄紅色は、極楽の日(5と9が付く日)の限定です。
 
4種類目は「円満」の願いで、こちらは、観光列車「天空」の車内限定販売になっています。
 
どの願いを掛けてみましょうかね🤔
 
そう言えば、高野山へ向かうケーブルカーもリニューアルされて新しくなりました!
 
 
ここまで来たら、ケーブルカーに乗って、俗世から聖域に向かうべきなのでしょうが、行程の都合で、聖域には向かわずに折り返します😎

 
■駅の外は?
こんな極楽感あふれる極楽橋駅
ほとんどの乗客は、ケーブルカーとの乗り換えだけの利用ですが、もちろん駅の外に出ることもできます。
 
しかし、駅の外に出てびっくり!
改札を一歩出たら、こんな景色で、どこに向かってよいのかためらうほどです💦
 
 
振り返って駅舎を見てみると、極楽感は皆無のひなびた光景です。
 
 
「俗世と聖域を結ぶ橋」に見立てられた、ケーブルカーとの連絡通路を外から見てみます。

駅や建築物がお好きな方には、たまらない光景かもしれませんが、お客様の目に触れる部分とバックヤードとのギャップですね。
 
 
極楽橋駅を満喫したので、ケーブルカーには乗らずに橋本駅へ引き返します。
 
 
参拝せずに引き返して、バチが当たりませんように🙏