函館駅前電停から市電に乗り、五稜郭公園前電停へ。

 

 

 

公園『前』とありますが、ここからは微妙に離れており、徒歩10分以上かかります。ただこれでも鉄道においては五稜郭最寄駅とのことで、JR五稜郭駅はさらに公園から離れて(約2km)いるため、ここがアクセス駅として機能しているようです。

 

 

道中にはド派手なラッキーピエロ。そしてしばらく歩いていくと、五稜郭タワーが見えてきました。

 

 

独特な形状をした五稜郭を見下ろす絶好なロケーションにあり、土産物店なども併設する観光拠点にもなっています。といっても私はスルーし、そのまま城郭跡の方へと向かいます。

 

五稜郭は、新政府軍旧幕府軍が戦った戊辰戦争における最終局面となった、『箱館戦争』の舞台。ここでは詳細は記しませんが、この終結をもって戊辰戦争が幕を閉じ、明治政府が名実ともに日本を代表する合法政府と国際的にも認められることになり、近代化への一歩を踏み出した記念すべき地となっています。

 

そんな五稜郭へ、敬意をもって入城です。

 

 

 

 

 

ですが地平からの視点では、イマイチその独特な形状はわかりませんでした。やはりケチケチせず、タワーに登ればよかったかな。

 

公園内には忠実に復元された函館奉行所

 

 

 

こちらも節約のため、入館料を払ってまで見学することはせず、外から眺めるのみで退散しました。

 

せっかくなのでもっとお金と時間をかけ、じっくり見学するのも一考でしたが、それはまたの機会に譲ることにし、ここは『テツ』らしく市電の完乗を優先させようと思います。

 

五稜郭公園前電停へ戻り、まずは湯の川線の終点、湯の川電停を目指します。

 

あと数駅で終点、というところで車窓に車庫が見えてきました。気になったので、その駒場車庫前電停で降りてみます。

 

 

 

 

 

それほど大きな規模ではなかったものの、いくつか車両が留置されていました。

 

車庫の前には市電の前身となる函館馬車鉄道の記念碑。

 

 

歴史は相当古く、1897年(明治30年)には開業していたとのことです。

 

終点の湯の川電停まで乗り通し、すぐに折り返します。

 

 

 

ただこの折り返しの車内、そこそこ混んでいたのですが、すぐ近くに座ったオッサンが汗だくで、その上衣服からも激臭を放っています。ニオイだけはホント勘弁してもらいたい。このままだと函館の思い出が、オッサンのニオイで満たされてしまいそうです。とはいえ私自身もすでにオッサンと呼ばれる年齢。これを反面教師としてじゅうぶん気をつけなればと、改めて思いました。

 

しばらく乗り通し、2路線が分岐する十字街電停で下車。

 

 

 

近くにある赤レンガ倉庫を見学し、海辺まで往復。函館らしい景色を満喫しました。

 

 

 

 

 

 

その後本線の終点函館どつく前電停宝来・谷地頭線の終点谷地頭電停と、他にもいくつかの電停に立ち寄り、予約していたホテルにチェックイン。それにしても『函館どつく前』とは、なかなかの珍駅名ではないでしょうか。知らない人が見たら、駅名にも企業名にも見えないことでしょう。

 

今夜のホテルはアパホテル函館駅前。3日連続のアパホテルですが、ここも1泊\3,500とコスパ抜群で申し分なし。本当にアパホテルさまさまです。

 

 

そして荷物を置き、お待ちかねのハセガワストアへ。予想通り、いや予想以上の味に大満足で、とても美味しくいただきました。

 

まだまだ見足りない函館ですが、明日は一気に札幌まで移動します。北海道の旅は始まったばかり。素晴らしい旅になるようにと願い、明日に備えて早めの就寝。それではおやすみなさい・・・