(その7からの続き)
-峠下(16:12着)
「明日萌駅」の恵比島駅を後にして、恵比島峠にさしかかりました。
恵比島峠を越えたところで留萌市に入りました。
峠を越えても霧は相変わらずですね。
恵比島峠は標高100メートル足らず。
深川市街と比べても標高差は50メートルほどにも関わらず、
これだけ積雪量が違うのは降雪量の差なのでしょうか?
緩やかな下り坂が続きました。
下り坂が落ち着くと、周囲が開けました。
少し進むと小集落が現れました。
さながら「奥」峠下集落といったところでしょうか(字自体は「峠下」)。
恵比島を出たら峠下駅まで民家は無いと思っていたので、ちょっと意外でした。
民家ポツポツでも、あると無いとでは不安感は全然違いますよ。
雪で覆い隠されててよく分かりませんが、
開けている場所は、小集落の農地でしょうか?
再び民家が無くなりました。
それでも不安感はもうありません。
あとは駅へ向かうだけです。
右手から線路が迫ってきました。
駅まであと少しというところで、再び霧が濃くなってきました。
雨の量と風向きが霧の濃淡を決めているのだろうか?
恵比島市街から歩くこと70分あまり。
今日のゴール・峠下駅に着きました。
立派な駅舎がありますが、無人駅です。
冬季は保線係員が滞在しているそうですが。
峠下駅は留萌本線の途中駅では唯一の行き違い可能駅です。
ホームは2面2線で互い違いに配置されています。
視界があまり良くない中の峠越えでしたが、
熊に遭遇すること無く、無事峠越えすることができました。
さすがにここで駅寝するような装備は無いので、30分後の列車で深川駅に戻ります。
当初の計画ではかなりギリギリでしたが、予定より早く着くことができました。
のんびり雨具を片付け、マスクも不織布マスクに切り替えました。
ホームの一角にこんなものが。
良いホネホネや~。
ホネホネは小動物のものだと思いますが、
誰が食べたんでしょうね…熊とかだったら嫌ですよ。
構内踏切にはフンも落ちてましたが、熊っぽい感じじゃなかったような…。
峠下16時42分発の列車で深川駅まで戻り、こちらのホテルで1泊。
宿泊者が少なかったのか、ツインルームにアップグレードされていました。
この日の夕食は、
コロナ対策でセイコマのホットシェフにしようと思っていました。
ところが、深川のセイコマは宿から結構歩く場所にしか無いことがわかり、
どうしようかと思いグルメマップを眺めたら、目に飛び込んできたのは「そばめし」の文字。
深川名物と聞いたら、やっぱり行きたくなってしまうものです。
結局予定を変更して、そばめしを提供しているお店に向かいました。
コロナ禍の時代にグルメマップを客室に置くのが悪いんだ、うん。
雨の中、1kmほど歩いて向かったのは藤という食堂。
結局長い距離歩いてんじゃんというツッコミはなしで。
セイコマはさらに500メートルほど歩いた場所だったはず。
注文したのは、もちろんそばめし。
「深川そばめし」は深川産のお米とそばを使用したおにぎりとそばを
税抜1,000円以内で提供するのがルールで(さらに細かいルールがありますが)、
そのほかは各店舗で創意工夫されているそうです。
価格の割に相当なボリュームで大満足でしたが、
観光客としてここに行くなら、天丼の方がオススメみたいですね。
なにせ、どんぶりの倍以上の高さはある天丼タワーがやってくるのですから。
他の人達はそれを知ってか、天丼ばかり注文してたよ。
さ、明日は早いので、早めに寝ることにします。
靴もビチャビチャ…明日までに乾くかな。
(その9へ続く)
0日目・4月16日(金)
羽田空港(20:15発)=ADO037便=新千歳空港(21:45着・22:05発)=エアポート221号=千歳(22:13着)
1日目・4月17日(土) 歩行区間:深川-峠下 天気:曇り後雨 日出/4:45 日没/18:19
鉄道距離:28.3km 歩行距離:34.1km 総歩数:48,488歩 所要時間:8時間20分
千歳(5:40発)=1721M=札幌(6:22着・6:35発)=ライラック1号=深川(7:40着・7:52発)-5.6km-
-北一已(8:54着・9:05発)-6.7km-秩父別(10:16着・10:30発)-2.5km-
-北秩父別(11:01着・11:15発)-4.6km-石狩沼田(12:05着・12:40発)-5.0km-
-真布(13:38着・13:55発)-3.3km-恵比島(14:36着・14:55発)-6.3km-
-峠下(16:12着・16:42発)=4928D=深川(17:15着)
沼田町・留萌市境から峠下駅までのGPSログ(1/35.000)です。