2018年のダイヤ改正で運行が始まった京王ライナー。現在は朝と夕方から夜に掛けて運行されています。朝は上り電車が橋本と京王八王子から新宿へ、夕方から夜に掛けては新宿から橋本、京王八王子へ下り電車が設定されています。そんな京王ライナーですが、今後運行が拡大されることはあるのでしょうか。


京王ライナーには通勤輸送だけではなく、観光輸送の役割もあります。土休日朝と夕方に高尾山口を結ぶ設定があります。臨時便の扱いですが、2、3ヶ月程度は土日に運行される時もあり、定期列車に変更されてもおかしくはありません。


臨時便まで設定されている京王ライナー。今後運行拡大となることはあるのでしょうか。新宿始発と仮定すると、最も考えられる行先が多摩動物公園です。現在はコロナにより需要が低下していますが、ある程度落ち着いたところでまた多摩動物公園に行く人は増えるでしょう。そんな時に必ず座っていける京王ライナーがあれば便利なものです。このことから臨時便で多摩動物公園へ向かう京王ライナーは今後誕生するかもしれません。しかし多摩動物公園へ直通するには問題があり、高幡不動でのスイッチバックをどうするかがあります。クロスシートで運行される京王ライナー。高幡不動から多摩動物公園の間は進行方向と反対を向いて走ることになります。この問題が解決できれば多摩動物公園行は設定されそうです。


もうひとつ期待できることがあります。都営新宿線からの京王ライナーです。初日の出臨時では新宿から迎光を運行することが伝統であり、最近では京王ライナーとして運行されています。5000系では都営新宿線乗り入れが可能なことから、本八幡からの迎光を走らせても良い気がします。こちらも都営新宿線との兼ね合いがあるため問題はあるでしょうが、見てみたいとは思います。


ライナー列車としてはまだまだ新参者の京王ライナー。今後どのように運行拡大されていくかが楽しみです。