どこ鉄 〜都会の乱取り | 菅野貴夫の野球電鉄

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俳優・菅野貴夫のブログです。
「どこ鉄」とは、友人から送られてきた鉄道写真を、それがどこで撮られたものかを推理・検索・悪戦苦闘しながら解いていくシリーズです。

こんにちは。



コロナの再拡大に加えて全国的な豪雨と、重苦しいニュースばかりですね。


なにより豪雨に遭われている地域の方々が、どうかご無事で、被害最小限で乗り切れますように。そう祈るほかありません。





私自身は今年も帰省なし予定なしが決定しているので、ただの8月をじっとり過ごすのみ。

猫の番組やうさぎの動画、高校野球に大谷サン頼みの夏です。





さて、前回「新しい写真を…」と呼びかけたところ、おかげさまで大量の写真が手元に届きました。




中山さんと加瀬さん2人から一気に10問。




……ありがとうございます。




そちらがそう来るなら、こちらも心を鉄にしてやろうと一気に8問仕留めました。





解いた順にいきます。




まず中山さん①

ふむ。

先日リアルどこ鉄の時にも注目した、新幹線(柵の向こう)と在来線の並走区間ですね。



すなわち東京〜品川間。



そしてその、新幹線の奥に見える水色の柱。

東京〜品川間でこれといえば、東京モノレール。



モノレールは浜松町から出ているので、その隣の駅。

目の前の柱はアレだけど、シーサスクロッシングもバッチリ。

JR山手線・田町駅、一発確保。





さあ次。





中山さん②

はい目黒。


↓↓↓

この橋から撮ったに決まってる。



一瞬で分かった理由はこの段差↓


並走する山手線と湘南新宿ラインが、目黒駅付近で掘割区間となり、かつ段差がつくことは東京の深刻な鉄道マニアなら誰でも知っています。


(線路にかぶさる建物・反対側からの構図)↓

山手線・目黒駅(品川区)、当然の確保。


というか知ってるから分かるとしか言えないレベル。





次は加瀬さん①

中山さんの目黒に続いて、山手線&湘南新宿ライン並走区間のどこか。これも見ればわかる。



左側の線路に、分岐(渡り線)があります。


単純な並走区間なら線路は4本でいいのに、ここは5本ある。線路の先のほうで工事している場所があるな……。



略図大先生で山手線を調べる日が来るとは。


あやしい。



元の写真↓


見つけ出した写真↓

山手線・渋谷〜恵比寿間、猿楽橋からの景色、難なく確保。





中山さん③

出た、地面。




だが通用しない。




目白。

ケーブルの配線や白みがかってる線路までキッチリ写っているGoogle Earthに大きな敬意。



目黒に続き目白も一瞬で確保。




分かった理由は、両脇の緑。

先ほどの目黒と同じく、掘割(地面の起伏を削って線路を真っ直ぐに通す)区間で、なおかつ線路を見下ろせる場所といえばここ。




というか僕に山手線の、それも西側区間の駅を出してくるなんてお2人とも勇気ありますね(笑)





続いて加瀬さん②

都市部のカーブ。やっぱり複々線区間かな。




まず思いついた五反田付近は、駅から見えるカーブが逆向き。



その後、地図を見ながら様々なカーブを調べるもヒットせず。



…正直、代わり映えのない写真ばかりで段々イライラしてきたので、別の方法に行きます。

このビルを探してやろう。


これだ。



しかし、記事に進んでもビルの名前や場所は明記されておらず。クゥー!


ならばと人様の写真を勝手にこっそり拡大し、ビルの看板を見ます(実際にビルの前で警備員さんに悟られないようチラ見しているかのようなドキドキ感)↓

なるほど。ビルの名前がわかったぞ。ありがとうございました!!




マップで検索。

飯田橋か!!



これは不覚中の不覚!!!



なにしろ飯田橋といえば、急カーブ上の駅として一般の方にも知られているような駅です。




そのカーブ上のホームが危険なため、直線区間へ駅ごと移設する工事が行われ、去年ついに完成しました。


このあたりの新しい情報が中途半端に頭にあったので、飯田橋=工事中あるいは直線区間に移設済みだろう、という思い込み。

そしてカーブしている旧ホームが、改札口への通路として残っているという事実も知らなかったため、捜索でスルーしてしまう失策。

悔しい!!



…ゴチャゴチャ分かりづらいと思うので、飯田橋駅構内図↓

(JRサイトより)

青いほうが新ホーム、ピンクが旧ホームです。

東口改札の利便性のために旧ホームを残しているんでしょうね。



という訳で元の写真(旧ホームから撮ったんだろうな…)↓


探し出した写真↓

(これより良い写真は見つかりません)


JR中央・総武緩行線、飯田橋駅、不覚の確保。





次っ!

加瀬さん③

工事中。



=品川か渋谷。


すぐ脇のビル、そして奥のカマボコ型屋根も一致。



JR渋谷駅、確保。






……まだあるのか。




中山さん④(2枚・同一駅)


ちょっと郊外に出ましたね。心なしかホッとします。



2枚目の写真、10両編成の停止位置表示が立っています。

ただホームはもっと先まで続いている様子。


すなわち15両編成が走る路線。



そして左側ホームにオレンジ色の柱。


敷地の広さ。


=東海道線の、藤沢より向こう側。



藤沢駅から捜索を始めて、辻堂、茅ヶ崎と来て。

このU字型の跨線橋、1枚目の写真のやつかな。



では元の写真↓


探し出した写真↓

JR東海道線・茅ヶ崎駅、一直線に確保。





ラスト!

加瀬さん④

ほう、久しぶりに車両が写っています。



最初、横須賀線に新しく走り始めたE235系かなと思ったんですが↓

顔まわり(縁取り)の色が違う。



問題写真では白。



じゃあE231系か。

こっちだな。(下右の写真が現在の横須賀線主力車両E217系)


常磐線で走っているとのこと。



横須賀線と常磐線は直通もしていない路線なんですが、簡単に説明しますと。


常磐線から成田へ向かう支線が開通120周年を迎えた記念で、かつてこの路線に走っていたカラーを現在の車両で復刻した、という事です。(記事)

その色が通称「横須賀色(スカ色)」と呼ばれている、青と白の塗装なんですね↓

(かつて走っていた113系。Wikipediaより)



…理解できていないかも知れませんが、とにかく問題写真に戻ります。

写真奥で柱とかぶっているのは、上野東京ライン(東海道&東北本線)のE231系。



この2つの車両が並走し、なおかつ大きな屋根で覆われている駅は、品川・新橋・上野・日暮里のどれか。




で、日暮里駅を確保。

しいて言えば右端の柱の形が同じ。ここから右に振り返ると、問題写真と同じ構図になります。




実は、加瀬さんが日暮里駅を送ってくるのはこれで4回目です。



やっと記事になりました。



今まで記事にしなかったのは、今回もそうですが駅の規模が大きいのにストリートビューがなく、ピンポイントの写真が探せないからです(あと問題が簡単すぎた)。




そうだ、中山さんが田町を送ってきたのも2度目ですね。

その時の写真↓

やはり簡単すぎるのと、この地点の写真が見つからなかったので記事にはしませんでした。


そう言えば先日リアルどこ鉄で田町に行った時、ついでに仕留めたんだった↓

どの地点から撮ったかまで手に取るように分かってたんだから。



山手線クラスの駅なんて、そう何度も通用しませんよ。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


はー疲れた……。




今回は以上です。




どうでしょうか、、

矢継ぎ早に進めすぎたので、クオリティに自信がありません。置いてけぼりにしてしまったかも知れないですね…すみません。





次回からはまた、1枚1枚に心をこめて?取り組んでいきたいと思います。




……都心部以外の写真を、強く募集しております(笑)




ではまた!