(前回記事の続き)
(しなの鉄道 115系スカ色S26編成 @戸倉駅)
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しなの鉄道は、元JR東日本の国鉄型115系電車(観光列車「ろくもん」を除く)を、2019年度(令和元年度)から2026年度(令和8年度)までの8年間で、新型車両SR1系電車に置換える。
このうち、横須賀色(スカ色)の115系電車S16編成(3両編成・更新車)と、S26編成(2両編成・未更新車)は、2021年(令和3年)8月27日(金)のラストランをもって引退。
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引退近いスカ色115系(S26編成)で戸倉から軽井沢へ。
戸倉駅で発車を待つ、午前10時18分発 軽井沢行き普通列車
S26編成は、115系の数少ない未更新車
隣のホームに、長野発 戸倉止まりの列車が到着(午前10時15分着)。到着した列車は、115系長野色S15編成(3両)。
隣のホームに到着した列車から、こちら戸倉始発 軽井沢行き列車に大部分の人が乗り換えてくる。
しなの鉄道線 戸倉発 軽井沢行き普通列車、午前10時18分 戸倉(とぐら)駅発車
西上田(にしうえだ)駅
上田(うえだ)駅到着前に、真田家が築城した上田城の城跡が見える。
上田駅は、別所温泉に向かう上田電鉄別所線の乗換駅
信濃国分寺(しなのこくぶんじ)駅
大屋(おおや)駅
田中(たなか)駅
滋野(しげの)駅を過ぎ、
小諸(こもろ)駅
平原(ひらはら)駅
貨車(緩急車)の廃車体を再利用した駅待合室
貨車改造の待合室は北海道ではよく見かけるタイプだが、北海道以外では珍しい。
御代田(みよた)駅
信濃追分(しなのおいわけ)駅
中軽井沢(なかかるいざわ)駅
終点・軽井沢(かるいざわ)駅、午前11時20分到着
軽井沢駅ホームに到着した115系電車の隣には、
しなの鉄道 軽井沢駅構内で静態保存中の展示車両
静態保存のマルチプルタイタンパー
鉄道記念物であるアプト式電気機関車EC40形1号機(10000形10000号機)
製造当初の形式である10000形のプレートを車体に取り付けて静態保存
かつて信越本線 横川〜軽井沢間の急勾配で活躍していた「峠のシェルパ」こと、EF63形電気機関車(EF63 2)も、今はここ軽井沢駅で静態保存
昭和38年、東芝で製造
以前ここに静態保存されていた湘南色の国鉄直流急行形169系電車クモハ169-6は、水戸岡鋭治氏デザインで黄色一色塗装化し、駅構内の「森の小リスキッズステーション」へ移設され、子供向けプレイルーム「YELLOW KIDS DENSYA 165」に改造されたが、2021年(令和3年)2月に撤去され、その後、解体されてしまった。
さよなら横須賀色(スカ色)
軽井沢駅に到着した115系電車は一旦ドアを閉め回送扱いになるが、そのままホームに停車し、準備が整い次第、折り返し午前11時48分発 普通列車 長野行きになる。
かつては碓氷峠を越えて首都圏まで続いていた線路も、横川〜軽井沢間が廃線になった今はここで行き止まり。
軽井沢方の先頭部分の貫通扉は幌付き
静態保存のEF63形電気機関車と並ぶ。
留置線には、115系電車の置換え用に増備中の新型SR1系電車
さよなら国鉄一般型115系電車横須賀色(スカ色)
旧 軽井沢駅舎。この旧駅舎は、以前は「旧軽井沢駅舎記念館」だったが、今は記念館は閉館し、旧駅舎はしなの鉄道の駅舎(旧駅舎口)として復活し、展示車両スペースは、しなの鉄道 軽井沢駅構内の一部になった。
しなの鉄道軽井沢駅構内に出来た「森の小リスキッズステーション」。工業デザイナーの水戸岡鋭治氏が手掛けた。
この日は休園
園内にミニ鉄道が走る。
約120mのコースを2周走るミニトレイン「森の小リスでんちゃ」
JR北陸新幹線改札もある、軽井沢駅新駅舎側の改札口を出たところにある立ち食いそば屋。
信越本線横川駅名物の荻野屋(おぎのや)の「峠の釜めし」も販売している。
2021年(令和3年)8月27日(金)、国鉄型115系横須賀色(スカ色)S16編成・S26編成ラストラン
※2021年(令和3年)夏
★115系スカ色動画↓↓↓
(終わり)