18切符を使ってみる 2回目 | 元高校教員のブログ

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定年退職から5年が終わりました。この間1年10ヶ月以外は自由人として旅人生活や地方でのに二拠点生活をしています。

この日の目標は室蘭本線で岩見沢まで行き、何とか留萌本線を乗り切ることが目標である。

函館本線山線経由では、キハ40に出会える可能性がないので、あえて室蘭本線を選んだ。

 

朝は5時半前に長万部駅に到着。

       構内で待機するH100系

駅にはキハ40の姿は1両のみ、

あとは写真のようにH100系が主体であった。

この日は早朝から暑くなる雰囲気だった。

そういう点、冷房のあるH100系は助かる。

長万部からの乗客は少ない。

通勤時間帯となる後半に乗客は増えていった。

 

長万部から二駅目の小幌は秘境駅として有名だが、この時間は停車しない。

     小幌駅は通過

トンネルとトンネルの間にあるので、撮影は難しい。

上り15時10分に降りて、下り45分に乗るのが一般的だろう。

ここには30分ほどいるだけで十分だ。

 

H100系はブラインドがないのを不満に思う人はいるだろう。

晴れの日は陽差しがきつい。

 

終点に近づくと、座れなくなる。

長万部から2時間以上経つから通勤通学時間になる。

そうして苫小牧到着。

   上しか開かないキハ150の窓

今度は困ったことにキハ150だ。

この列車には冷房がない。

窓も上しか開かないというのは、写真のとおりである。

沼ノ端からの直線、しかも複線区間はすばらしい。

この路線がかつてどれほど石炭輸送で活躍したのかがわかる区間である。

今の列車本数は寂しい。

途中、追分駅のだだっ広いのに驚く。

栗山、栗丘、栗沢と、栗シリーズが続く。

岩見沢に近づくと、乗客は座席いっぱいになる。

岩見沢も鉄道用地の広さに、かつての繁栄がわかる。

 

ここで一旦下車して、時間節約のため深川までは特急利用に切り替える。

留萌本線を往復するだけではもったいないので、留萌から増毛に向かう時間的余裕がほしかった。

深川では特急には接続がよかった。

  留萌到着 キハ54が待機していた。

留萌本線は近々廃止が噂されている。

本線というのに50キロほどである。

数年前からこれに乗っているが、必ず”鉄道系の人たち”を見かける。

途中駅もなかなか味わいのある駅が多い。

ここも石炭輸送が栄えた路線である。

留萌駅にはD61というD51の派生車の資料展示がある。

D61の現役時代を見たことがあるが、現存しているのは1両のみとのこと。

これは仕方ない。

留萌駅は駅そばが有名である。

   この少し前まで満員であった。

札幌や旭川には駅そばはあるが、ローカルな駅では珍しい。

音威子府の駅そばがなくなり、ここは貴重だ。

駅前もそこそこ活気があるが、街自体大きな印象だ。

 

これからバスで旧増毛線増毛駅に向かう。

 

特急で時間節約したために増毛観光ができた。

ここには酒蔵があり、見学する場所もある。

ここもお勧めしたいスポットである。

 

18切符だからすべて普通列車で行くというのは、厳しい。

ローカル線ダイヤに振り回されない方がムダな時間がなくなる。

 

この切符は中断が許されるのがメリットだ。

特急ばかりで移動するのも場合よってはありだと思う。