今回は名鉄のダイヤ改正です。5月に改正したばかりですが更にやるようですね。

改正日は10/30(土)。プレスはこちら(PDF注意)

 

1.一部列車の減便

 平日・休日とも、日中の豊川線国府〜豊川稲荷間、尾西線津島〜森上間、各務原線三柿野〜犬山間で毎時2本の減便を行います。

 また、平日夜間の本線岐阜〜須ヶ口間、竹鼻線新羽島〜笠松間、豊川線国府〜豊川稲荷間、広見線犬山〜新可児間でも普通列車の減便を行います。休日夜間では広見線犬山〜新可児間と竹鼻線の本線直通列車の減便を行います。

 

2.日中の瀬戸線の種別変更

 現在毎時6本運行している瀬戸線の日中の列車は、全て普通とします。

 

なお、このほかにも一部で時刻、行先、両数の変更が起こる場合があります。

 

【以下私見】

 本当に私事から入るのですが、私は学芸員資格の取得を目指しており、それに関連した科目を履修しています。その中で「美術館の広報・宣伝」に関する講義があり、プレスリリースを書くみたいな話が少しあったので、体裁的なところをまず見てしまいました。その辺で気になった点をまずいくつか。名鉄、レターヘッド入れてないんですね。東武(PDF注意)のように、左上にレターヘッド(会社ロゴ)を入れているパターンが多いのですが、ないと寂しいともスッキリするとも言えますね。あとはリード文といえるものがない点でしょうか。前回(PDF注意)では「本改正の骨子」というゾーンがありましたが、今回は全体の分量の短さもあってかカットされたようですね。もちろん美術館の広報とこういうのを同一視すべきではないという意見もあるかと思いますが一つの視点として。

 さて、本題です。

 半年も経たないうちに再減便の動きとなってしまいました。特に平日日中の豊川線は5月に直通の急行が線内運転になってすぐその分まるごと削減となっているので、利用者の減少著しいことが推測されます。逆に休日日中は直通急行のみになるんですかね?また、竹鼻線の本線直通(岐阜発着)も平日午後に引き続き休日夜間の削減となりました。これにより休日は羽島線から岐阜まで直通の列車が消滅し、朝の新羽島行きと終電の羽島市役所前行きのみとなります(平日は5月段階でほぼ同様の構図で、これに加えて始発帯に数本羽島線からの岐阜行きがある)。もう須ヶ口〜岐阜〜羽島線での送り込みの営業化分くらいしかないと言っても過言ではなさそうです(名鉄運用は魔境すぎて追えていないのでちょっと具体的なことは言えませんが)。各務原線は基本的には急行運転を行なっている三柿野〜犬山の削減です。具体的には書いていませんがさすがに急行2本の削減でしょう。これによりわざわざ新那加から急行にする必要がなくなり市民公園前の停車本数が増えるとか増えないとか。瀬戸線は前回日中の急行削減→今回全列車普通化で完全平行ダイヤとなります。尤も瀬戸線内は基本的に退避設備がないので下手に優等を走らせて間隔が空くよりもこの方が良いという意見もありますね。せっかく優等を走らせても早着というメリットがないと効果は薄いというのは私も同意です。

 一方で削減の流れに我関せずなのが知多〜犬山パイプ。富貴以南の均整の取れたダイヤがなかなか崩しにくいんだろうなと勝手に思っています。何か削ると富貴以南を30分ヘッドに組み立て直さないといけないですし、富貴の配線の都合上長時間の折り返しも難しいですからね。空港側もミュースカイ+特急だけにするとりんくう常滑がどうしようもなくなりますし。犬山線側はそんなこんなで本数ありますが、知多側との絡みで減らしにくそうです。何かあるとしたらまず最初に削られるのは鶴舞線直通な気がします…

 あとは減便で運用数それなりに減るはずなので、浮いた車両がどうなるかですね。設備投資の面ではどこぞの近と違って一般車も最低限導入しているので、現状なんとか更新できている状態ですが、来年以降このペースが下がって車両数減みたいなことも起こるのかもしれません。

 

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