(湘南色と初代長野色115系電車 @しなの鉄道 戸倉駅)
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しなの鉄道は、元JR東日本の国鉄型115系電車(観光列車「ろくもん」を除く)を、2019年度(令和元年度)から2026年度(令和8年度)までの8年間で、新型車両SR1系電車に置換える。
このうち、横須賀色(スカ色)の115系電車S16編成(3両編成・更新車)と、S26編成(2両編成・未更新車)は、2021年(令和3年)8月27日(金)のラストランをもって引退。
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長野駅
午前7時37分、妙高高原駅発のしなの鉄道北しなの線の普通列車が長野駅到着。湘南色の115系S3編成。
長野駅到着後、戸倉駅へ回送。
クモハ115-1013+モハ114-1018+クハ115-1012の3両編成
しなの鉄道に所属する115系のうち、国鉄色の横須賀色(スカ色)115系電車の、S16編成(3両編成・更新車)と、S26編成(2両編成・未更新車)は、2021年(令和3年)8月後半に定期運転から引退予定。
午前7時54分、軽井沢駅からやってきた6両編成の普通列車が長野駅に到着
到着したのは、115系横須賀色S16編成3両+115系しなの鉄道標準色3両の6両編成
折り返し、午前8時23分発の戸倉駅行きとなる。
戸倉駅到着後は、戸倉の車両基地で夕方の運用まで休息。
長野駅で並ぶしなの鉄道115系電車。
2026年度(令和8年度)までに、新型車両SR1系電車に置き換えられ、国鉄時代に製造された115系電車は、観光列車「ろくもん」を除き、全車引退する。
午前7時56分、しなの鉄道 しなの鉄道線 普通列車 小諸行きが発車
長野駅のスカ色115系(S16編成)
115系S16編成は、1980年(昭和55年)に日立製作所笠戸事業所で製造。国鉄・JR時代から長野地区を中心に活躍し、しなの鉄道に譲渡。
6両編成のうち、軽井沢寄りに連結された115系横須賀色S16編成。軽井沢方から、クモハ115-1072+モハ114-1170+クハ115-1215の3両編成。
しなの鉄道の115系横須賀色編成は、2021年(令和3年)8月27日(金)をもって定期運用から引退する。
しなの鉄道115系横須賀色S16編成の車内へ。
乗務員室後ろ。
セミクロスシートの車内
S16編成は、車内各所がリニューアルされている。
向こうには、JR飯山線のキハ110系気動車が発車待ち。午前8時25分発の戸狩野沢温泉駅行き普通列車。
スカ色115系(S16編成)で長野から戸倉へ。
午前8時23分、しなの鉄道 しなの鉄道線 戸倉行き普通列車(横須賀色+しなの鉄道色)、長野駅を発車
向こうにはJR長野地区の211系電車が留置
前日の雨で茶色く濁った裾花川
篠ノ井駅まではJR信越本線を走行
安茂里(あもり)駅停車
犀川橋梁(485m)を渡る。
北アルプスに源を発する河川だが、前日の雨で濁っている。
松本発長野行き、JR篠ノ井線211系3両編成とすれ違い
リンゴ栽培が盛んな長野盆地(善光寺平)
篠ノ井(しののい)駅停車
JR信越本線はここ篠ノ井駅まで。
ここから先、しなの鉄道 しなの鉄道線に入る。
松本・塩尻方面に向かうJR篠ノ井線が右に分かれる。
日本一長い大河・千曲川(ちくまがわ)を渡る。
前日の雨で茶色く濁っている。
千曲川は、新潟県に入ると信濃川(しなのがわ)に呼称が変わる。
屋代高校前(やしろこうこうまえ)駅停車
しなの鉄道115系電車は、今も、窓の下段の開閉用つまみがそのまま残され、下段窓も開閉できる。
JR北陸新幹線の高架線
進行方向左側に残る長野電鉄 屋代線(屋代〜須坂)の廃線跡。屋代線は、2012年(平成24年)4月1日に廃止された。
屋代(やしろ)駅停車
屋代駅の山側の端には、かつては、古めかしい長野電鉄屋代線のホームがあった。しなの鉄道線が国鉄信越本線だった時代には、上野駅(東京都)からやってくる国鉄急行「志賀」がここ屋代から長野電鉄(当時は屋代線ではなく河東線)に乗り入れ、湯田中まで直通運転していた。
しなの鉄道の115系電車が留置中
屋代駅の軽井沢寄りには、長野電鉄の車両の点検・整備を行っていた長電テクニカルサービス屋代車両工場。長野電鉄屋代線は廃線になったが、当時からしなの鉄道車両の検査を受託しているため、現在も稼働中。
午前8時48分、終点・戸倉(とぐら)駅に到着
横須賀色と湘南色の115系電車が並ぶ。
115系湘南色S3編成(3両編成)を使用した、午前8時50分戸倉始発 軽井沢行き普通列車
115系初代長野色S7編成(3両編成)の小諸発長野行きとすれ違い
JR東日本時代の初代長野色を復刻
クハ115-1017+モハ114-1023+クモハ115-1018の3両編成
戸倉駅に到着したS16編成横須賀色+しなの鉄道標準色編成は、この日は、夕方6時過ぎの運用まで、ここ戸倉の車両基地で休息。
乗客を降ろすと、車両基地へ回送
車両基地には、水戸岡鋭治氏が手掛けた観光列車「ろくもん」(115系)と、導入が進む新型SR1系電車が留置
※2021年(令和3年)夏
(続く)