7月6日(火)。

 

ついにこの日がやってきました。人生初の北海道上陸の日。これまで、ヒマを見つけては日本各地を旅してきた私ですが、この北海道だけは一度も訪れたことがありませんでした。そんな広大な北の大地を、今日からおよそ1週間、思う存分満喫しようと思います。

 

当日は午前4時に起床。こんなに早く起きなくてもよかったのですが、一度目を覚ましてしまてからは、その後は気分が高まり寝付けませんでした。今日の道南地方の予報は晴れ、雨の心配もまったくないようです。

 

青森始発5時41分の列車に乗るべく、5時過ぎにホテルをチェックアウト。駅までの道を足取りも軽く進んでいきます。

 

およそ10分ほどで青森駅に到着。この時間では、駅前も閑散としていました。

 

 

構内にも人の姿はなし。

 

 

 

ですがこの始発弘前行きは、5両もの長大な編成を連ねていました。弘前駅からの折り返しが、通勤通学時間帯と重なるので、そのための措置でしょう。

 

 

各車両1~2人ほどの乗客を乗せ、定刻5時41分に青森駅を発車。ものの数分で、新幹線に接続する新青森駅に到着しました。

 

 

いよいよ北海道新幹線への初乗車、そして北海道初上陸です。

 

乗換通路を進んでいると、リンゴジュース一色の自販機を発見。青森らしさ全開ですが、これから北海道を目指す私としては、写真を撮るのみで、ここは華麗にスルーすることにします。

 

 

 

コンコースには『ねぶた3人衆』。

 

 

東北では仙台七夕祭りと並ぶ、夏の一大風物詩として有名な青森ねぶたですが、残念ながら去年に引き続き、今年もコロナの影響により中止が決定してしまったとのこと。ちなみに青森市『ねぶた』弘前市では『ねぷた』五所川原市では『立佞武多』と、若干呼び方が異なるようです。といってもどれも盛大で、郷土に根差した歴史ある祭りであることには変わりはありませんが。

 

そしていよいよ新幹線ホームへ。新青森駅の新幹線ホームは、2014年(平成26年)以来7年ぶりの訪問です。あの時は東京方面への乗車でしたが、今回は北海道新幹線の終点新函館北斗駅へ向かいます。本当に楽しみでなりません。

 

 

 

乗車するのは新青森始発のはやて91号。発車時刻は6時32分となっていて、まだかなり時間があります。市街中心の青森駅から在来線で乗り継ぐ際は、この微妙に長い待ち時間がどうしても発生してしまい、いかがなものかと正直思ってしまいます。ただ開業以来、北海道新幹線の需要は伸び悩んでおり、早朝の、しかも新青森始発の列車であれば、多くの乗客も望めないことでしょう。できればシャトル便のようなものを運行してくれればとても便利なのですが、現実的には難しいのかもしれません。

 

入線してきた車両を撮影。

 

 

普段東海道新幹線の画一化された車両しか見慣れていない私としては、とても新鮮に、そしてカッコよく見えます。あまりに長い先頭部分など、口の悪い連中が酷評することも多いこのE5系ですが、個人的にはとても素晴らしいデザインだと思っています。

 

発車の10分ほど前、6時20分に扉が開き、車内に入り出発を待ちます。ついにやってきたこの瞬間。北海道への旅が、今まさに始まります。