③から続きます
でかでかと掲出された「2扉車」の文字が特徴の
元高野線用車両の2000系です
難波から高野山まで直通する
「大運転」用の車両として製造されたものの、
運用の変化により、余剰分ができてしまい、
一部が南海本線にやってきたという経歴です
2000系は高野山直通に対応するために、
他の一般車両よりも1両の長さが短く、
ドアの数も4ドアではなく2ドアとなっているという
かなり特異な車両であります
運用は分離されているとはいえ、
4ドア20m車の本線通勤車両の中に
2ドア17m車の2000系が
フツーに走っているというのは不思議な感じがします
その2000系を4ドア20m車の
一般バージョンにしたのが、この1000系です
同じような顔立ちですが、
こちらはステンレス地むき出しではなく、塗装されており
さらに少し丸みを帯びています
私の中でのコードネームは「デーブスペクター」です
なんか似てるような気がするんですよ
しません??
続いて高野線最古参の6000系です
初期のステンレス車の重厚感、無骨さを
強く感じさせてくれます
車齢が50年を越した今でも、
優等種別の急行として昼間も高野線を駆け抜けます
経年車だからといって、普通や朝夕中心の運用に
限定するということはありません
そこらへんは近鉄と近い考え方ですね
最後は最新鋭の一般車両、8300系です
本線と高野線で別々の形式の車両が
用意されていることが多いですが、
8300系は両方ともに配置されており、
本線系統、高野線系統ともに見ることができます
ただ、置き換える対象が本線に多かったため、
高野線よりも本線の方に多く配属されています
写真は高野線所属の8300系で
どちらかというとめずらしい方ですね
南海は8300系で両線の新造車両を統一させて
効率化を図れたわけですが、
阪急もいずれ神宝線と京都線で
車両が統一される日は来るのでしょうかね