京阪神緩行線用のクハ76の側窓部分の加工を行います。

 

偶数向き車両にするため、元トイレ部分を客室化せねばなりません。

クハ76の元トイレ部分に窓を新設するため、乗降扉の左側を繰り抜きました。嵌め込むための窓枠として、サロ45の余剰側板から切り出した窓枠を準備しました。サロ45の左側窓を切り取って嵌め込むべく加工作業中に窓枠自体を折損してしまい、仕方なく歪な右側窓を使用することになりました。

 

前回に確認した通り中桟から上が0.2mmだけ長く、窓上下の帯板間(シル・ヘッダー)間に収まり切れません。中桟の直ぐ上で切り離して上窓の高さを詰めることにして、サロ45の窓枠の外周に残る不要部分をヤスリ掛け修正している過程で又もや折損。この方法は、私には無理と断念せざるを得ませんでした。

 

サロ45からの窓移植を諦めて、別のクハ76の側板から窓枠を移植することにしました。

窓の位置を合わせて側板ごと切り継ぐのが最も簡単な方法です。

 

裏返して見ると、妻板を接着するための細工などもあって単純な切り継ぎも出来ません。

 

そこで、窓部分だけ切り離して移植することにしました。

 

窓上下の帯板(シル・ヘッダー)を含めて切り継ぐことで、窓枠の強度を確保しました。

 

漸く窓の移植が完了。隙間が目立ちますが、塗装前にパテ埋めで対処したいと思います。

 

西明石方の先頭車に使用するため、トイレを移設して偶数向きの車体に加工しましたが、思いのほか手間取りました。次は、Hゴム仕様の戸袋窓を作ることにします。(続く)

 

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