都電荒川線唯一の車庫である荒川車庫。併設して荒川電車営業所があります。そんな荒川車庫ですが、東京23区内にあることから小型の車庫となっており、必要最低限のみの設備があります。普段電車が留置されている場所の奥には何があるのでしょうか。


荒川車庫はこのように大きな入口の奥にすぐ家が見えてくる場所にあります。このためできる限り小さなスペースでいる必要があるのです。


こちらは横の道から撮影しました。奥の建物が先程の入口の写真の上に見える建物です。建物の横には電車を停めるスペースがあり、日中は寝ている車両がここに集まります。


また、トラバーサーで検修庫に車両を入れて、このように車両を検査、修理しています。


先程の留置線の端には引退した7001号車と6086号車が置かれています。特に7001号車は今にも動きそうな雰囲気があります。


下町を走る路面電車の車庫はコンパクトで、普段見る表とは違った雰囲気が漂っていました。しかし安全運行を支えるための重要施設であることは変わりませんね。