彩都西駅【大阪府】(大阪モノレール彩都線。2011年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
大阪府茨木市北西部に位置する大阪モノレール彩都線の終着駅で、茨木市と箕面市にまたがる山間部で開発中の国際文化公園都市【愛称:彩都】の玄関口である
彩都西駅 (さいとにしえき。Saito-nishi Station) です。
 
尚、写真は2011年訪問時のもので、現在は特に駅前の状況が変化しています。ご了承下さい。
 
 
駅名
彩都西駅 (駅番号:54)
 
所在地
大阪府茨木市  
 
乗車可能路線
大阪モノレール:国際文化公園都市モノレール線 【愛称:彩都線】  
(※) 2020年5月31日までの社名は「大阪高速鉄道」でした。  
 
隣の駅
万博記念公園方……豊川駅 
 
訪問・撮影時
2007年7月、2011年5月
 
 

彩都西駅は大阪府道1号線の中央分離帯に設けられた掘割駅で、地平レベルに橋上駅舎を有しています。
東西から橋上駅舎に向けてデッキが延びていますが、駅外と橋上駅舎が同一レベルの高さにあるのでデッキは平坦で段差がありません。
デッキの南側に駅舎があります。デッキは屋根がありませんので雨の日は傘が必須です。
写真は西を望む。
 
 

駅前の様子です。東を望む。右後方に駅舎があります。
駅東側にはロータリーを有する駅前広場が整備されており、バス停留所とタクシー乗り場が設けられています。
右側には商業施設「ガーデンモール彩都」があり、スーパーの「フレンドマート(平和堂)」などが入居しています。
駅東側(彩都あさぎ地区)は開発が進んでいて、ニュータウンが広がっています。マンションなどの集合住宅と一戸建て住宅が混在しています。
尚、駅から1kmほど離れると山林やゴルフ場が広がっており、北の方では里山風景も見られます。
 
 

駅前の様子です。西を望む。左後方に駅舎があります。
駅西側(彩都やまぶき地区)には駅前広場が整備されておらず、裏口といった感じです。
写真は2011年撮影で、特に写真奥の地区は未開発でしたが、今は宅地開発が進んでいます。
今はマンションの右側にコンビニがオープンして、右前方にはディスカウントスーパー「ラ・ムー」チーズケーキで有名な「りくろーおじさんの店」が開店しています。
尚、駅は茨木市にありますが、400mほど西へ進むと箕面市に入ります。
また、駅南西側には彩都西公園があり、南西へ徒歩約8分の場所には大阪大学箕面キャンパスがあります。
 
 

改札口です。南を望む。左が駅東側、右が駅西側です。彩都西駅は有人駅です。
交通系ICカード『PiTaPa』などに対応の自動改札機が3通路あり、左端の幅広通路は窓口に面していて有人改札を兼ねています。
改札口の左手前には駅事務室の出入口があり、その左には自動券売機(ICカードチャージ可能)があります。
自動精算機は確認し忘れましたが、おそらく設置されていると思われます。あればICカードチャージが可能なはずです。
改札内コンコースにはトイレ・多機能トイレと待合所があり、テーブル席もあります。待合所には飲料と菓子の自動販売機が設置されています。
そして掘割(下層)にあるホームとの間には階段、上下方向エスカレーター、エレベーターが設置されています。
尚、彩都西駅構内に売店・コンビニはありません。駅西側にコンビニ「ファミリーマート」があります。
 
 

時刻表、路線図、構内図と一体になった建植式の駅名標です。電照式ではありません。
シンプルかつスッキリとしたデザインです。
駅ナンバリングも併記されています (駅番号:54)。
彩都線は51番から順に付与されています。
 
 

彩都西駅は島式ホーム1面2線の掘割構造で、概ね南北方向にホームが延びています。
左(西)が1番線で降車専用ホーム、右(東)が2番線で上り万博記念公園、大阪モノレール線方面です。
1番線に到着した電車は終端方の引上線へ入り、その後は折り返して2番線に入線します。
ホーム有効長は4両分で、2011年時点では転落防止柵が設置されていましたが、2019年にホームドア(可動式ホーム柵)に取り替えられました。ホーム幅は広いです(階段部分は狭いです)。
全4両分が上屋または橋上駅舎に覆われているため、雨に濡れる事はありません(異常気象時を除く)。
ホームにはベンチ、待合室(空調は?)が設置されています。飲料自動販売機の有無は確認し忘れました…。
写真は2番線乗車ホームより終端方を望む。
 
 

こちらは2番線乗車ホームより万博記念公園方を望む。右側に1番線降車ホームがあります。
線路の外側には落下防止用のフェンスが設置されています。
ホーム・線路の外側には府道1号線が通っています。
幹線道路の中央分離帯に線路と駅を設ける構造は関西のニュータウンでよく見られます。関東では北総線などで見られるくらいです。
 
 

万博記念公園方を望む。用地的にホーム延伸が可能です。また、2011年当時は周辺が開発途上でしたが、今は開発が進んでいて風景も変わっています。
この先、両側を通る府道1号の中央分離帯高架部を走り、左へカーブして箕面市に入ると下り勾配で南下します。平坦になると新興住宅街の中を走りますが、やがて左へカーブして勝尾寺川を渡ると田園が残る農村風景の中を南南東へ走ります。そして茨木市に戻ると今度は右へカーブして進路を南に変えると国道171号を跨いで豊川駅へと至ります。
 
 

 

終端方を望む。
線路は先まで延びていて、1番線(左)と2番線(右)の間に引上線が分岐します。両端の1番線と2番線は彩都東地区への延伸後に本線になる予定でしたが、彩都東地区が住宅地から産業団地へと変更になった事から採算が見込めなくなり、2019年に延伸を断念しました。ゆえに、余程の情勢変化がない限りは延伸計画が復活する事はないでしょう。
 
 
あとがき
私が彩都西駅で下車(乗車)したのは2007年、2011年の計2度です。2007年は彩都線の乗りつぶしのため、2011年は彩都線の車窓風景撮影のため、いずれも終着駅ゆえ必然的に下車(乗車)しました。関西のニュータウンでよく見られる、掘割の道路中央にホームが配置されている駅で、地平の橋上部に駅舎があります。駅前は2011年の段階で開発途上でしたが、年々開発が進行しているようです。
 
東京からですと東海道新幹線で新大阪駅まで行き、Osaka Metro御堂筋線→北大阪急行電鉄南北線の千里中央行き電車に乗り換えて終点の千里中央駅で下車。そして大阪モノレール線の門真市方面行きに乗車して万博記念公園駅まで行き、彩都線の彩都西行きに乗り継いで終点下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です(最大滞在時間:11時間弱)。
一方、大阪からですと都心各駅から大阪メトロ御堂筋線の千里中央行きに乗り、以降は上記のルートで到達できます。あるいは阪急で山田駅(千里線)or南茨木駅(京都本線)まで行き、大阪モノレール線に乗り換えて万博記念公園駅で下車、さらに彩都線に乗り換えても到達可能です。余裕で日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニやスーパーがありますが、気軽に入れる飲食店は駅前の「ガーデンモール彩都(平和堂)」内にある和食堂とカフェくらいでしょうか。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
  
東京からの到達難易度もさほど高くありません。大阪モノレール彩都線を乗り鉄の際は、彩都西駅ですぐに引き返さずに、ぜひ一度は駅も観察されてみて下さい!
 
(参考:大阪モノレールのHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)