2001年8月、パリ・モンパルナスからTGVに乗って6時間ちょっと、スペインとフランスの国境の街イルンにやって来ました。下の写真は始発のパリ・モンパルナス駅です。

イルン駅はスペイン・バスク州にある駅でフランスと国境を接しています。フランスとスペインの国境ビタソア川のフランス側の駅がアンダイエ、スペイン側の駅がイルンです。それぞれ線路の幅が1435ミリと1668ミリと異なっています。TGVはフランス側のアンダイエ駅を出るとゆっくり国境の川を渡り、スペイン側のイルン駅に到着しました。先ずは駅の中の両替所でスペインの通貨ペセタに少しだけ両替しました。オランダギルダー・ベルギーフラン・フランスフランと両替して来たので各国の余った小銭で重くなります。イルン駅で1等寝台車のチケットが購入できたので、この日の夜はSud-Expressでリスボンに行くことにしました。発車時間まで駅で写真を撮ったり街中を散策し時間を潰しました。下の写真はイルン駅の470形電車です。
スペインの鉄道はスペイン政府100%出資の鉄道運営会社renfe(Renfe Operadora)が列車を運行しています。
写真の470形は新形車両の接客レベルに合わせるため、440形の車内・車外にLEDの案内装置を設けたり、自動放送に対応した音声装置、新たな椅子、空調を装備し、外観も変わりました。イルンで見た470形は赤・白・灰色からなるセルカニアス(通勤列車)塗装です。440形は三菱電機の技術が採用され、直流3000V、最高速度140km/h、1974年〜1985年までに255編成が製造されスペイン全土で活躍した電車てす。wikipediaより。

あまり列車が来ないので同じ電車を何回も撮影して時間を潰しました。
中間車。
ネガスキャンした古い画像ですが、最後までご覧頂きありがとうございました。鉄道コムへ