夕方、始発駅の下館駅に戻ってきた「SLもおか号」
「SLもおか号」は、始発駅の下館駅に転車台(ターンテーブル)が無いこともあり、朝夕の真岡駅の車両基地と下館駅間の往復の回送は、DE10形ディーゼル機関車が牽引。
夕方、下館駅に到着した「SLもおか号」編成は、下館駅から真岡駅の車両基地への回送を兼ねて、DE10形ディーゼル機関車を先頭に連結し、ディーゼル機関車牽引の客車列車として「営業運転」される。
蒸気機関車は最後尾にぶら下げたまま走る。
「6103列車」
「SLもおか号」運行日に運転されるDL牽引の客車普通列車。
大井川鐵道井川線の客車ミニ列車を除けば、日本最後の定期客車列車。
SL運行日以外は、ほぼ同時刻に、気動車で下館発茂木行き普通列車が運転されるがが、
SL運行日は、下館発真岡行きのこの普通列車(客車)と、真岡発茂木行き普通列車(気動車)に運転が分割される。
最後の定期客レ「6103レ」の先頭に立つのは、国鉄色のDE10形ディーゼル機関車。
編成は、DE10-1535+オハ50-33(1号車)+オハ50-22(2号車)+オハフ50-11(3号車)で、1,2号車は回送扱い、3号車のみ乗車可。
この列車は、観光列車ではなく、定期普通列車のため、SL整理券等は不要で、運賃のみで乗車できる。
ディーゼル機関車+50系客車の客車定期列車が今も現役の鉄道
16時03分、下館(しもだて)駅を発車
普通列車であるが、途中停車駅は折本、久下田のみで、下館二高前駅、ひぐち駅、寺内駅は通過。実質、快速列車のような扱い。
JR水戸線と分かれる。
(続く)