引き続き「E257系あずさ」の整備の話です。
日曜日に増結セットも見つけてきた関係で、無事フル編成となっています。
なお、増結側の中間簡易運転台の方は、ライト・テールともにレンズが入っているので、点灯化したいと思っていたら、こちら側に室内灯の取り付け部分が来る構造のため、大改造しないと無理でしたorz
話を戻しますが、日曜日に専用の基盤をホビーセンター東京へ買いに行きましたが売り切れ。
さらに先日のテストで、ベースは「白色LEDの方が良いな」と判断したので、自作することにしました。
まずは純正「電球基盤」の説明から。
中間先頭車(右)にオンオフスイッチが有る以外、基本的には一緒です。
裏側の基盤左寄りに、オレンジの物体が付いていますが、これは「ダイオード」で、一定方向のみ電流を流す物。
電球自体には±どちらに流しても電気つきますので、セットで必要となります。
対してLEDは、逆向きでは光らない構造(LED=発光ダイオード)になっていますので、基本的には不要です。
ただし、過電流流れると、一発でダメになります。
これは部品を全部取っ払った状態です。
+と-はレールから来る電気で、方向変われば逆になりますが、便宜上このままお話しします。
先ほど話したように-側の先端部分には、一方通行回路のダイオードが付いており、黄色側か黄緑側の一方しか電気が流れなくなり、「緑がテール」「黄色がライト」になってました。
+側は赤いラインで、どちらの電球も赤にハンダ付けしており、これでライトが点灯していました。
(ピンクのラインは未使用)
ダイオードの有った位置に緑と黄色をまたがすように、「470Ωチップ抵抗」をハンダ付けしています。
(12V=白色・電球色・青色LED使用の際は460Ωより大きい物を使用)
これにより緑と黄色が同一になり、ピンクの部分も後でLEDの足をハンダ付けさせるますので、赤のラインと黄色のラインが、LEDの足の穴が2個ずつになりますので、そのままLEDの方向を変えてハンダ付けすればいいようになります。
まぁ、メーカー製のLED基盤も、このようになってますので、これをマネしたと思ってください。
スイッチ付きのライト基盤は、中央部分のパターンをカット(写真中央部分)するか、赤の穴を未使用にする必要があります。
基盤が古いので、熱でパターンが剥離(浮いてる)してますねorz
まずはテール側をハンダ付け。電球と同じぐらいにしました。
※ミスしてますが、気づいてません
まずは点灯テスト、付いたら足を切断していきます。
しかしここで「かんちょクオリティ発動!」。付くのはスイッチ付きな物だけで、それ以外は付かない。
さらに進行方向時に点灯・・・、LEDが逆向きですorz
まずはLEDは逆転。LED内の切り欠きが斜めに上がっていますが、上がっている方が+です。
そして付かなかった原因は、ピンクと赤の部分をショートしていなかったので、+側(テールなんで-)が電気来てない状態。
付くわけ無いよねorz
(ショート用のいらないLEDの足を追加)
無事点灯を確認。
これで余計な足を切断します。
今度はライトのLEDをハンダ付けしていきます。
先に取り付けた、テール用LEDと、LED内の斜めの切り欠きが、逆になるように取り付けます。
書いてる人間が言うのもなんですが、こういう写真残しておくのは、結構重要なんですよ。
実際のところ、ほかの方が見本にするのは別にして、自分が後で「どうやったっけ」と見直すためには必須だったりします。
歳を取っていくとなおさら感じますorz
話が脱線しました。
やっていることはテールと同じなんですが、ライトの方はケースにハメてみて、実際の長さを決めて足を曲げてから、ハンダ付けします。
下の写真ですが、あっちこっち基盤が剥離したため、LEDの足を剥離していない部分にハンダ付けしたり、隣の足に無理矢理ハンダ付けしたりしています。
古い基盤だとこんなことは当たり前なので、こりずにチャレンジしてください。
ライトもテールも、どちらもOKですね。
長かった。
ライト基盤に収まることを確認し、点灯も確認します。
同時に、白色LEDを使ったので、ライトの外側および天井のライトにマッキーのオレンジで塗装。
天井のライトですが、ボディーはめて目立ったので、消して、LED側に塗り直しています。
クリアオレンジでもいいのですが、失敗したときに「無水エタノールで落とす」という技が使えないので、私はマッキー派。
取り付け手順ですが、先に基盤を床下に取り付け。これずれると、カバーが斜めになっちゃうんですよ。
その後は、ライトカバーの下の部分取り付け後に、少しLEDを前に曲げます。
上部カバーを付け、ボディーをかぶせてテスト。
電球とは違い、見違えるイメージになりました。
「上部のライトのオレンジ具合」「Azusaの色具合」「右側のライトの色調整」は必要ですね。
ちなみにLEDの上部カバーが閉まらなかったり、LEDが短くしてしまった場合は、穴の部分を少し削るとうまくいきます。
って、失敗をやってしまったあたり、「かんちょクオリティ」ですねorz
少し床下が浮き気味ですが、上部はちゃんと収まりました。
上部ライトの塗装位置ですが、ココですね。
中間先頭車はこんな感じになりました。
右側のライトは、もう少し塗った方がいいですね。
最後尾の増結セットの先頭車は、こんな感です。
上部のライト落ちていますね、あとライト濃すぎたかもorz
と言う事で、先頭車3連完成です。
手間が結構かかるので、微妙な改造なんですが、「ヘッドマークの色合い」は、白色LEDの方がきれいですので、自作にチャレンジする価値は有りますね。
あとはスカートの後期タイプが手に入れば、完璧なんですけど無かったです。
次はいよいよ出場編ですね。
以上、「8時ちょうどのあずさ2号」でした。
関連記事
【入線整備】E257系0番台「あずさ」前編~ライトの調整でどつぼにハマルorz~
以下をクリックしてくれると、管理人の励みになります。