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皆さま、こんにちは!

 

灼熱の8月に突入しましたね。

今月も焦げない程度に駅巡りを楽しみますぜ☆

 

前回のブログで

根室本線・大楽毛駅の訪問記をUPしました。

 

 

焼肉店の「かごめ食堂」さんが併設された駅で、

看板メニューの「ホルモンらーめん」を食べるために

4年越しの再訪を果たしましたが、

大楽毛駅のお楽しみはラーメンだけではありません。

構内の不自然な場所にホームが存在するのですよ。

 

大楽毛駅は1面の島式ホームを持つ駅。

駅舎とホームは跨線橋で結ばれてますが、

跨線橋を渡るとそのホームが見えてきます。

 

跨線橋の袂をよ~くご覧くださいませ。

列車が発着しないホームがあるのが見えますかね?

 

ここですよ、ここ!

 

島式ホームから見ると、

廃ホームはこんな感じで鎮座しているのです。

それではなぜ、

このホームがある場所が不自然に感じたのか?

 

廃ホームの先をご覧ください。

配ホームは本線とこれだけ離れており、

とても本線と結ばれていたとは思えないのですよ。

一部のネットの情報によれば、

駅舎の下にあるホームは旧1番線で

現在ある島式ホームは

国鉄時代は2・3番線として使われてたとのこと。

1番線が廃止されたことから

島式ホームが1・2番線に改められたそうですけど…

 

駅舎とホームは離れてるし、

そもそも廃ホームと本線が向いてる方向が

全然違ってます。

本当に、今ある島式ホームと廃ホームが

同時に使われていた時代があったのでしょうかね?

 

そんな時に頼りになるのが、

過去の街の様子が写し出された国土地理院の航空写真です。

昭和22年撮影の写真に

廃ホームが現役だった姿が写ってました。

 

わかりづらいので注釈を挿入。

大楽毛は日本馬の釧路種が生産されてたことで

有名な地域ですけど、

写真に写る貨物ホームから

輸送されてたのではないでしょうか?

さてさて、肝心の構内の様子ですが…

島式ホームの位置が違ってるだと!?

当時は相対式ホームだったようですけど

2本のホームはさほど離れてませんよね。

…ということは、

本線の位置が今と昔とでは違っている!?

実は大楽毛駅には

そのことを裏付ける歴史がありまして…

 

昭和34年、大楽毛駅の北側で

王子製紙(現・王子マテリア)釧路工場が操業を開始しました。

段ボールの生産高日本一を誇る工場で、

生産された紙製品は

鉄道を使って全国各地に輸送されてたそうですよ。

 

そこで開通したのが、

大楽毛駅から伸びる王子製紙釧路工場専用線です。

大楽毛駅の東側に設けられたヤードから

工場に伸びてました。

 

ヤードから分岐した専用線は

国道38号線の下を潜ってたみたいですね。

このヤードがあるのは

かつて本線が伸びていた場所。

本線が南寄りに移設されたのは

用地がヤードに充てられたからではないでしょうか?

大楽毛駅のホームが移設されたのも

それが理由と推測しました。

 

…だとすると、

現在の島式ホームが完成した時点で

駅舎寄りのホームは廃止されてたはずです。

本当に1~3番線ホームが並んでいた時代が

あったのでしょうか?

 

こちらは現在の島式ホームの様子です。

 

王子製紙の専用線が昭和59年に廃止されると、

側線やヤードは直ちに撤去された模様。

構内に側線跡がぽっかり空いてました。

 

専用線の一部は

なぜか今でも見ることが出来ます。

ヤードはこの奥にありましたよ。

 

こちらは跨線橋から見た、

跨線橋と並行して設けられた人道橋。

 

2本の橋は所々で接近していて、

思わず手を伸ばしちゃいましたわ。

 

最後は駅前に掲げられた駅名標で〆ます。

これって旧駅舎に付いてたモノですよね!?

廃ホームのナソな位置について

いろいろ書きましたが、

世間的になどうでもイイ話だって言われそうです。

でも自分は気になってたのですから

仕方がありませんって。

 

こんなブログですけど

今月もお付き合いくださいませ。

 

 

 

 

 

訪問駅リスト(JR線)

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大楽毛駅(令和2年8月31日)前編後編

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