■くろまつ号
京都丹後鉄道には水戸岡鋭治デザインの車両がいくつかありますが、レストラン列車として運行されているのが「くろまつ」号です。
 
季節により運行コースやメニューが変わりますが、現在(2021年9月まで)のコースはこちら。
 
 旅する伝説味わいコース(福知山10:20→天橋立散策→西舞鶴14:50) 19,000円
 選べる丹後味わいコース(西舞鶴15:44→天橋立16:47) 4,500円
 
どちらもWEBで3日前までの事前予約制です。
定員は30名ですが、コロナ感染対策として20名までに制限しています。
 
予約の際に、シートマップで座席番号を選ぶことができますので、お早めに予約することをおすすめします。ちなみに海側は二人用のテーブル席です🌊
 
また、1名でも予約があれば運行しますので、運が良ければ独り占めなんてことも夢ではありません。
 
WEBで予約した際のメール画面を駅で見せると、乗車券を発券してくれます。
またオプションで、(くろまつ号乗客限定で)京都丹後鉄道が1日乗り放題のフリーきっぷ(700円)を予約の際につけることができますので、こちらもおすすめです。
 
 
乗車駅でなくても発券できるのは便利ですね。
今回も先にフリーきっぷで乗り鉄してから、「くろまつ」に乗りました。
 
 
■外観
西舞鶴駅に停車中の「くろまつ」号。
くろまつ」という名前にあわせて、車体も真っ黒です😁
 

 
各所に水戸岡デザインのロゴマークがあしらわれています。
 
 
それでは、車内へ乗り込んでみましょう。
 
ロゴマークの下にある、赤青緑のカラーリングは、JR九州の客室乗務員さんの制服で見かけたことがあるような🙄
 
 
■車内
海側に2人用、山側に4人用のテーブル席が各5卓ずつ配置されていて、いかにもレストランという雰囲気になっています。
照明が控えめなため、昼間でもやや暗い感じです。
 
 
4人用のテーブルは折り畳みできるようになっています。
 
 
すだれがと窓枠は、水戸岡デザインの観光列車に定番です。
 
 
それでは、そろそろ席に着きましょう。
 
■お料理
テーブルには、記念乗車証やコーヒカップなどが用意されていました。
 

 
お料理は、沿線厳選の季節の食材をふんだんに使用した「くろまつバーガー」、丹後の旬のフルーツを味わえる「フレンチトースト」のどちらから予約時に選択します。
 
私は「くろまつバーガー」をチョイス。
メインのバーガーは、ハンズではなく、真っ黒なシュー皮に丹波若鶏のグリル、赤岩高原の卵で作ったケークサレ、季節の野菜がサンドされています😋
ジャーマンポテトとピクルスも添えられています。
 
 
こちらのメニューに丹鉄コーヒー(ホット)飲み放題が付いているのが基本コース。
ただ、「+200円で地ビールに変更できます」との案内があり、コーヒーが地ビールに変わりました😁
 
味は申し分なし。
美味しくいただいていると、車窓左側に由良川の流れが見えてきます。
 
 
由良川といえば、絶好の車窓ポイントの由良川橋梁があります。
お料理もほぼ食べ終わりましたので、車両後方に向かいます。

後方に向かうと、運賃表示器がくろまつ号仕様に改造されていました😉
 
 
黒地の部分に整理券の番号が見え隠れして、かつては運賃表示器だったことがわかります。
 
■由良川橋梁
西舞鶴~天橋立間の景色のハイライトのひとつが、由良川橋梁を渡る区間。
普通列車は時速60km/hくらいで通過してしまいますが、観光列車は徐行してくれます。
 
では、絶景のおすそわけです!
 
 
由良川橋梁を渡り終えると、列車は丹後由良(たんごゆら)に到着。
 
ここで「あかまつ」号と行き違います。
 
 
ビールだけでなく、食後にコーヒーが飲みたくなってしましたので、「丹鉄アイスコーヒー」をオーダー。
 
コーヒーは何種類かブレンドがあって、それぞれのお料理にあったものを提供しているとのこと。
 
 
 
■もうひとつの絶景
もうひとつの絶景は、丹後由良駅栗田(くんだ)間にある奈具(なぐ)海岸
ここで列車は3分間停車します。
 
はるか遠い地で、しばし海を眺めて、時を忘れます😌
 
 
絶景に満足した後は、車内販売の時間。
 
いろいろなグッズを持って来てくださったので、全部買いたい気持ちですが、厳選したもののみを購入しました😅
 
 
「くるまつ」号は、お料理あり、絶景ありと、十分に満足できる内容でした。
今回のコースは1時間の乗車ということで、ややせわしい感じはありました。
 
10月以降は、城崎温泉方面へのコースも設定されるようですので、ぜひまた足を運びたいと思います🙌
 
カフェ列車の「あかまつ」号の記事もご覧くださいね。