2021年最初のお泊り旅行…
どこに行こうかな?と考えていると、こんな列車を見つけました。
一万三千尺物語。北陸本線の富山県区間を引き継いだ第三セクター「あいの風とやま鉄道」が運行する観光列車です。
今話題の413系を改造した車両で、中では富山の食材を使った料理が楽しめるとか。
そして注目すべきはその料理の内容。
1号のメニューはお寿司なのです。
2月に乗車した36ぷらす3で列車で食べるお寿司に味をしめてしまった私。
さっそく予約することにしました(笑)
電話予約すると1ヶ月を切っているにもかかわらず、あっさり取れてしまいました。
やはりCOVID-19の影響なのでしょうね…
さて、乗車するまで何をするか…なのですが、旅行会社のフリープランを調べていると、北陸と高山を一度に回れることに気づきました。
キハ85系が活躍する高山本線。
後継車両もまもなく登場予定で、いつまでキハ85も残るかわからない…ということで乗車しようかなと考えました。
それにプラスして、叡山電鉄でごちうさヘッドマークを付けた車両を走らせるらしいので、最終日に見に行くことに。
ということで、今回は高山→富山→金沢→京都とめぐります!
2021年3月26日。いつもとは違ってのぞみ4号に乗車します。
乗車するのはX18編成。
前回の旅行で乗車してその後廃車になったX19編成の一つ前の編成ですが、全般検査を受けた時期が遅いため、もう少し活躍を見られそうです。
それでは、まずは名古屋を目指します。
発車するとすぐ車窓に桜が…!
ちょうど桜の季節。今回は行く先々で見られそうです。
多々良川沿いにも桜並木が…!
車内ではいつも通り放送が流れ出したのですが、ひとつ変わった点が。
それは、英語放送の最初の「Ledies and gentlemen,」を言わなくなったこと。
これは昨今の世界的潮流に合わせたものなのですが、いきなり「Welcome to the Shinkansen.」から始まるのは結構な違和感です。
筑豊を駆け抜け、北九州空港エアポートバスを見ながら小倉に到着です。
小倉を過ぎ、新関門トンネルに入ったところで車内を移動します。
やってきたのは車内公衆電話のあるデッキ。
6月30日をもって車内公衆電話サービスが終了するそうなので見てみることにしました。
車内公衆電話(列車電話)は1957年に近鉄特急で導入されたものが始まりとされ、国鉄では特急「こだま」「つばめ」で導入されたものが最初です。
新幹線には1964年の東海道新幹線開業当時から導入されています。
初期は交換手を介して沿線地域のみと通話可能でしたが、後に全国各地へと発信可能になり、またテレホンカード専用化によって小型化が可能となったことから全国の特急、そして一部の普通列車にまで列車電話の導入が進みました。
しかしながら携帯電話の普及に伴い需要が減少。
さらにNTTドコモの一部サービス終了に伴い、在来線の列車電話で使用されていたPDC方式が2012年3月31日をもって使用不能になるため、在来線でのサービスが同日終了。
LCX方式を用いていた新幹線も、トンネル内の通話不能区間がすべて解消されたことから今回サービスを終了することとなりました。
車内公衆電話…使ったことありませんし、使っているところ見かけることもほとんどないので廃止もやむなし…でしょうね。
せっかくなのでどこかにかけてみようかとも思いましたが、とくにかける相手などいませんでした(笑)
横はくずものいれなのですね。
新山口に停車です。
転車台には首都圏色のキハ47が…
遠くには35系客車も見えました。
まだ乗ったことがありません…
広島を経由し、列車は岡山に停車です。
おちフルの聖地・23番線に停車しました。
隣りにいるのはN700S。乗ってみたい…
発車するとすぐ左側に「ノスタルジー」の国鉄急行色キハ40-2134が見えました。
伊丹空港に降りる飛行機が見えるとまもなく新大阪です。
乗り換えの案内がありましたが、COVID-19のせいでおかしなことに。
「…福知山線特急こうのとり9号城崎温泉行きは…少々お時間ございます……
12時5分発」
※新大阪到着時間:9時7分
少々…どころかなんと驚異の約3時間待ち。
どうしてこんなことになってしまったのか…
[特急こうのとり新大阪駅時刻表(2021年3月ダイヤ改正時)※一部]
1号 8:06 城崎温泉行き
3号 9:04 城崎温泉行き
5号 10:05 城崎温泉行き[COVID-19で運休中]
7号 11:05 福知山行き[臨時列車化・現在設定無し]
9号 12:05 城崎温泉行き
それは間の2本が運休になってしまったため。
定期列車が運休になる事態はいつ終わるのでしょうね…
ということで新大阪着。27番線に到着しました。
ここからは東海道新幹線。
ビスタEXと並走して京都到着です。
あまり人は多くないですね。
京都を出たところで車販が回ってきたのでアイスを購入します。
山陽新幹線では(旅行当時)車販が中止されているのでアイスが食べたくなったら東海区間で食べるしかありません…
相変わらずカチカチのシンカンセンスゴクカタイアイス。
スプーンすら刺さらないですが、果たして次降りる名古屋までに食べ終わるでしょうか…?
アイス相手に苦闘している間に列車は滋賀県・岐阜県を通過。
赤い名鉄の列車が見えてきました。
名古屋はあと少し。
9:58、名古屋に到着です。
なんとか食べきりました…
去年11月以来の名古屋です。
今回は素通りですが…
さて、いつものとおりまずはぴよりんを仕入れます。
どれにしようか……んん!?
なんですかこのドデカいぴよりん…!
これはぴよりん24個分の大きさだという「ぴよりんDX」。
お誕生日やお祝い事におすすめなのだとか…(事前予約限定)
さすがにあんな大きいのは無理なので、代わりに季節限定の「さくらぴよりん」を…!
店頭のぴよりんマスクが進化してました(笑)
さて、次に乗る列車まで時間があるのでここからは簡単に百合アニメ聖地巡りをしようと思います。
その百合アニメとは「安達としまむら」。
2020年10月~12月にかけて放映されました。
名古屋駅が登場したのは第9話です。
まずは桜通口。
待ち合わせ場所としても有名な金時計が背景に登場しています。
そして外へ。
桜通口から見た光景が登場しています。
劇中では夜でしたがまあ…
この変なオブジェの名前は「飛翔」。なんとリニア新幹線開業に伴う駅前広場整備のため、解体が始まっており、まもなく見られなくなります…
聖地巡礼はお早めに。
そして、物語の重要なシーンとなったこちらの場所。
劇中では「♥これからも仲良くしていこうね!島村抱月♥」というメッセージを流した電光掲示板がありましたが…実際には存在しないようです。
…ということで駆け足にはなりましたが、名古屋駅のあだしま聖地巡りでした。
簡単に訪れられるので、百合っぷるの尊さに浸りたい方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
そろそろ移動の時間です。
次回はJR東海の誇る気動車特急に乗車します!
★乗車データ
4A のぞみ4号 東京行き 博多(6:39)⑯→名古屋(9:58)⑭ JR東海N700系 X19編成
※2021年3月26日乗車
次回
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実は安達としまむら放映前に聖地を巡っていたという記事です。