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6105Fに引き続き、6123Fも本線運用へ!!

緊急移動制限の強化のため、KCIでは7月17日から21日にかけて日中時間帯の運行本数を大幅に削減した特別ダイヤで運転していましたが、その裏で面白い現象が発生しています。既報の通り、6月下旬頃から、基本的にタンジュンプリオク線専属編成(サークルP)となっていたメトロ6000系6105Fが朝夕を中心にボゴール線運用に充当されるようになっていましたが、なんと7月20日頃から同じくサークルP編成であった6123Fもボゴール線での運用が確認されています。




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6105Fも引き続きボゴール線充当中

これは特別ダイヤ期間中、半数の運用が日中入庫となり走行距離が大幅に短縮されたため、状態の悪いサークルP車の充当チャンスが増えたことによるものと思われます。タンジュンプリオク運用から外れている期間中、通常は次の編成差し替えまでの間、予備車としてデポック電車区でいつでも稼働可能な状態でスタンバイしているのが常でしたが、よほどの代走案件が発生しないかぎり運用には入りません。特に6123Fに至っては1月に全検(P48)出場直後にボゴール線運用に数日入ったのみで、その後タンジュンプリオク線以外での運用実績がありませんでした。せっかく投入できる短い運用があるのなら、寝かせておくよりは走らせようという判断なのでしょうか。通常では絶対に入るはずのない光線抜群な運用にこれらが入っており、緊急活動制限期間中のちょっとしたお楽しみでした。7月24日の05-102Fの試運転と言い、俄かにネタ編成の動きが激しくなってきています。


6123Fは実に半年ぶりのボゴール運用です

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移動制限明けの27日にも日中入区運用で
6123Fの充当を確認

結局、緊急移動制限は国民からの総スカンを喰らいフェードダウン。電車の運転本数も徐々に運行本数を増やし(24・25日の土曜、日曜は日中運休を実施)、26日からは終電の繰り上げを除いて平常運行に戻りました。せっかく活躍の場が広まったサークルP編成ですが、朝令暮改の中央政府に翻弄されている格好で、果たして今後も細々とボゴール線での活躍を続けるのか、それとも予備車に戻ってしまうのか、注目されます。

【7月26日からの運行計画です】
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一体誰の為に982本も走らせるのでしょう?

【7月26日からの時刻表はこちらからダウンロード下さい】

しかし、緊急移動制限は終了し平常運行に戻ったにも関わらず、一般旅客の電車利用は禁止されており、日中は完全に空気輸送状態です。特にKAIの長距離列車の乗車制限は26日から撤廃されており、ワクチン証明書さえ持っていれば誰でも乗車が可能となっているにも関わらず、です。道路の封鎖及び検問も廃止されており、通勤電車にだけ緊急移動制限時の規則が残ってしまっている状態です。だったら、KCI職員のシフトに余裕を持たせるためにも日中は全運休で何ら問題はないと思うのですが、電車を止めるな!という政府からの要求があるのでしょう。とにかく、アセアンの盟主として、クアラルンプール&バンコクに負けられない人たちなので、アイツらとは違うんだぜ!というアピールの一環です。当然KCIも誰も客が乗らないのをわかっているので、仮に車両故障が起きても大した影響はないと踏んでいるのか26日以降も6123Fの運用は確認されています。今のところトラブルは発生しておらず、このまま実績を作れれば、サークルP解除ということにもなるかもしれません。プリオク線は現在、05-104F、05-108F、05-110Fのオール05系で運行されており、いつ爆発するかわからない05系に比べれば6105F、6123Fの方がまだマシという考えなんでしょう。05-102Fが完全復帰すれば、予備車を含めプリオク線は全て05系で回せるようになりますので、もしかすると、6123Fと6105Fは来る日に備えた足慣らしなのかもしれません。

おまけ
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車両故障から無事復旧した6106F
今のところ順調に終日運用をこなしています

★今週の動画です★
6123F&6105Fの走行シーンを動画でもお楽しみください



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