こんにちは。
やっぱりスポーツって良いですね。
結局オリンピックはガッツリ、卓球混合ダブルスやソフトボールの決勝などを観て連日大興奮しております。
何より、柔道73kg級金メダル・大野将平選手の優勝インタビューが心に深く突き刺さってきたのが大きいです。
あの言葉のおかげで視界が晴れた気がしました。
(野暮なのでここでは書きません)
僕も元スポーツをやっていた人間の端くれとして、今後も選手たちを応援し、他国の選手たちにもリスペクトを持って観戦を楽しみたいと思います。
(感染再拡大に関しては盤石の1人過ごし体制を継続するのみ)
さ、というわけで盤石の体制でやっていきましょう。
まずは久しぶりの日下諭さんからの2枚です。
1枚目はこちら。
非電化のローカル線。
平野部かな。
線路の先がY字の分岐になっているので(その先は単線)、すれ違いのできる2面2線構造の駅。
さて、写真をいろいろ拡大してもらうと分かりますが、実に細かな部分まで消している気配りが伺えます。
柱の駅名標から〇〇方面の看板まで。
これが見えちゃうと致命的ですからね。ありがとうございます。
その中で注目するのが。
この駅名標。
これはJR東日本のデザイン。
修正が入っていようが分かる。
さらに。
この〇〇物産はスルーしてその先の、
西松屋。
子供用品のチェーン店ですね。
……どうしよっかな〜〜……
(少しJR東日本のローカル線をチクチク捜索してすぐ飽きる)
うん西松屋で行っちゃお!
まずは非電化ローカル線の多い東北地方から。
充実した店舗展開。
ただ、ここに出ているのは全て電化された路線沿いの店舗。(寒河江だけ非電化なので見に行きましたが、線路から遠かった)
より非電化ローカル沿線に画面を絞って再検索するとさらに店舗が湧き出てきますが、問題写真のような線路沿いピッタリの店舗はなかなか見つからず。
…東北は一旦離れて、首都圏の非電化ローカル線も見てみよう。
まずは八高線の非電化区間を捜索。
おや。
すごく線路に近い店舗が出てきたよ。
では元の写真↓
探し出した写真↓
JR八高線・群馬藤岡駅、ほぼ西松屋さんのおかげで確保。
せっかくいろいろ隠してくれたのに、全然違う所から当てて申し訳ないです(笑)
そして2枚目。
こんどは電化された単線。
やはり平野部か。
ホームの乗車位置表示の間隔が狭いこと、そして中途半端に消された駅名標に残るカラーから、こちらもJR東日本の路線とわかります。
駅名標の上の紺色はJR常磐線と、その関連路線のラインカラーに思える。
そのなかで単線区間か…。
ここで一番注目したのが。
背後に見える山。
あれ、筑波山じゃないかな?
筑波山は、関東平野をぐるりと囲むどの山地にも属していない、平野部にここだけ聳え立っているような特徴的な百名山です。
東京のあらゆる展望台から、富士山とは真逆の方向に見えますね。
これを筑波山と仮定すると、、、筑波山に向かって東進する、JR水戸線かな…単線電化路線だし。
略図大先生を駆使し、1面1線の駅を捜索。
では元の写真↓
探し出した写真↓
やはりあれは筑波山だった。
JR水戸線・東結城駅(茨城県)、偉大なランドマークのおかげで確保!
2つ合わせて15分ほど。いい捜査ができました。
さてお次は前回の予告どおり、綾香さんからのこちら。
極悪の線路。
殺風景シリーズでも即戦力認定。
何なんですかこれは。
地面の写真が増えてきたあたりから、流れがおかしいぞ!
……などと言いつつ、この時点で既に3つの路線に絞られています。
東京メトロ銀座線・丸ノ内線・横浜市営地下鉄ブルーライン。
その理由がこちら。
線路の横に通された、別の線路っぽいもの。
これは第三軌条(サードレール)と呼ばれるものです。
普通の電車は、頭上に張られた架線からパンタグラフで電気を取り込むわけですが、
上記の3路線はこの第三軌条から台車に取り付けられた装置を介して電気を取り込むのです。
(チカテツ「100知りのススメ」さんより)
頭上にスペースが要らないので、ご覧のようにトンネルの断面を小さくできる(建設費が安くすむ)という特長があります。
(Wikipediaより)
(ちなみに名古屋や大阪にもこの方式の路線はたくさんありますが、今回は首都圏に絞っています)
さて、まずは何となく横浜市営地下鉄から捜索開始。
の前に、いま一度構造の確認。
まず左端にギリギリ見えるのは、ホームでしょうか。ネジの見える部品が謎。
右側の柱(裾部が台形に広がるのが特徴)の向こうには、どうやら反対側の線路がありそう。
おそらく2面2線の対向式ホームかな。
そして線路の内側にある2本のレールは、もっと謎。
(白い装置はATS地上子。説明割愛)
謎のレール横に通る、細いケーブル。
これは、東京メトロの誘導無線ケーブルではないか。
以前の写真で学習したのですが、↓
東京メトロの線路の間には、このようにケーブルが通っています。
ざっくり言うと地下では無線が使えないからケーブルを通すという事です。
横浜市営地下鉄を調べてみたら、線路の間ではなく外側に通していました。
うーむ!
謎のレールにばかり目がいって、気付くのが遅れた!!!
ホームドア超邪魔。(言ってはいけない事)
…とりあえず銀座線も見てみましたが、銀座線には2面2線の駅は少なく、柱も鉄筋や凝ったデザインのものが多くて違う感じ。
……これは、また、現地に行くしかないか……
平日の昼間に1日乗車券でも買って、丸ノ内線を乗ったり降りたりするか……駅から出ないのに1日乗車券か…。
そんな事を考えていたある日、新宿に買い物に行く機会がありまして。
最寄り駅に向かうと、京王線がトラブルで運転見合わせ中。
よし決まった!荻窪まで歩いて丸ノ内線に乗っちゃおう!!!
とりあえず荻窪〜新宿間だけでも見ておこうという寸法です。
さあ出発!
居てもたってもいられず、小走りで向かいます。
汗ばむ鉄道オタク。
激ヤバですが何か?
さて荻窪に到着、前面から線路が見られることを確認して陣取りますが、、
新型の2000系車両は窓が狭いうえスモークが貼ってあって、泣きそうなほど見づらい。
発車。
駅が近づくと必死で顔を押しつけて線路を確認。
駅に着いたら横を振り向いて、ドア窓から反対側の線路もいちおう確認。
駅間の真っ暗な区間では、ガラスに映ったオタクの必死な顔が近くに見えます。
俺は何をやっているんだろう。
徐々に新宿駅へ近づいていき乗客も増え、今日のところは駄目かと思いかけた西新宿駅。
ドア窓から隣の線路を確認した時、視界に飛び込んできました。
線路の間の2本のレールが。
(その時のイメージ)
衝撃で一瞬動けなくなり写真も撮れず、もう乗客も乗り込んできていたので、とりあえずそのまま新宿へ。
さっさと買い物を済ませ、再び丸ノ内線に乗り込んで西新宿へ戻ります。(帰りは京王の予定だったけどそれどころじゃない)
さあ、この目で確かめてやる。
電車が去った後に、いよいよ線路を確認してみると。
ここでは、、ない。
問題写真では間のレールに黄色い塗装なんて無かった。↓
線路を留める金具の並びも違う。
だいたい、このレールの意味も分からないし、、他にもこういう駅があるのか?もし問題写真の駅でレールが撤去でもされていたら、、、と土壇場で嫌な想像が膨らみ出しますが、とにかくホームを前へ。
そして。
では元の写真↓
ふたたび現地で仕留めた写真↓
いちばんの決め手は、ATS地上子(白い装置)の上にチョークで書かれた文字。
そして線路を留める金具の配置。
マジ完璧。
東京メトロ丸ノ内線・西新宿駅、「これが本気のリアルどこ鉄だァ!」で確保!!!!!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今回は以上です。
いや〜達成感達成感。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
〜その後、綾香さんから申し訳なさそうに「実は…こんなのもあるの…」ともう1枚来ました。
うん………。
これも解けないことはなさそうですけどね……。
いったん地上に戻らせて!!!!
ではまた!