北上駅を9時08分に発車。この列車は当駅始発で、車内に僅かばかりに設置されたボックスシートの窓側を、余裕で確保できました。

 

車内はこんな感じ。

 

 

ロングシートとボックスシートが混在する、かなり珍しい造りかと思います。とにかく乗り鉄にとって、進行方向窓側を確保できるかできないかはある意味死活問題。昨日からのラッキーは続いているようです。

 

そして車両はIGRいわて銀河鉄道のもの。

 

 

側面にバッチリとロゴが入っています。

 

 

 

当然初乗車ですが、車内にはこんな掲示が。

 

 

わざわざデカデカと掲示するあたり、このあたりの学生はよほどマナーが悪いのでしょうか。検証したい気はありましたが、この時間では学生の乗客は皆無。現状は知る余地もありませんでした。

 

しばらくは閑散とした状況が続きましたが、盛岡駅が近づくにつれ空いていた車内も混雑しはじめ、定刻の9時57分、盛岡駅に到着です。

 

 

ここは東北本線の終点。新幹線の八戸延伸以前は、それまでの終点は青森駅でしたが、盛岡以北が第三セクターに移行されたことにより、この盛岡駅が終点となりました。駅名標の右側が空白なのが、どこか寂しい感じがしてしまいます。

 

 

長きに渡り、東北新幹線と接続する特急はつかりが頻繁に発着していたことから、在来線ホームも広大でその数も多いですが、現在は乗客の姿は少なく閑散としており、その広さを持て余している感じが、さらに寂しさを増してくれます。

 

駅ビルフェザンが入居した立派な駅舎。

 

 

今まで写真でしか見たことがなかったものが実際目の前にあるのは、不思議な気がします。

 

ホームは閑散としていましたが、駅前は活気のある感じ。盛岡市は人口28万8000人と、それほど規模の大きな都市ではありませんが、県都ということもあり、求心力はとても高いようです。

 

次に乗るのは11時09分発の八戸行き。その前に少し早いですが、昼食にしようと思います。

 

盛岡には『三大麺』と総称される盛岡冷麺盛岡じゃじゃ麺わんこそばという麺類の名物料理がありますが、今回はその中で盛岡冷麺をいただくことにします。事前に調べてあった、駅ビル内の10時開店のお店に入店し、さっそく実食。麺のコシの強さが特徴で、好き嫌いの分かれるメニューかと思いますが、個人的にはとても美味しかったと思います。まぁもともと冷麺は、コンビニなどでもたまに買うほど好きなメニューではあるのですが。

 

満腹になり構内へ戻ります。

 

JRから分離された改札から、IGRいわて銀河鉄道の発着するホームへ。

 

 

それにしてもキラキラ風味漂うこの名称、正直どうなのかと思ってしまいます。ここだけではなく最近の第三セクター鉄道には、えちごトキめき鉄道あいの風とやま鉄道など、キラキラネームをつけなければいけないかの如く奇をてらったネーミングのものが多く、個人的にはあまり好きにはなれません。

 

こちらはIGR仕様の駅名標。

 

 

 

ここから目指す青森市まではおよそ180km、だいたい東京静岡間に相当します。まだまだ長い東北路、これからもしっかり満喫しようと思います。