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2015年に運行終了したJR東日本・北海道「寝台特急北斗星」の一部部品を流用し、2016年12月..新たに宿泊施設（ホステル）として開業した 「トレインホステル北斗星」。
2021年7月末を以て現運営による営業終了（一般予約受付は2021年7月24日チェックインが最終）～一時営業休止となります。
【参考】寝台特急北斗星号（2008年）
一般予約最終日である7月24日に宿泊。JR総武本線 馬喰町駅出入口のすぐ隣にある便利な場所にあります。
構成は6階建て▼
1階 フロント
2階 客室（開放2段B寝台）・トイレ・ラウンジ・キッチン
3階 客室（A個室）（開放2段B寝台）・トイレ
4階 客室（開放2段B寝台）・トイレ
5階 客室（A個室）（開放2段B寝台）・女性トイレ
6階 シャワー・洗面台・洗濯機・トイレ
（7階は従業員室）
■1階
1階はフロント。受け付けには昔の幕式風案内が..
チェックインを済ますと、案内が書かれた紙片を貰えます。
ベッド番号の他、入店・各階用暗証番号（24時間出入り可能だが、スタッフの不在時は表玄関もロックがかかる・各階フロアへは予約客のみ入室可）が。ちなみに、スタッフは「夕方と朝の一部時間」しか常駐しません。
■2階
2階は客室と飲食スペース。かつてJRブルートレインに連結されていた食堂車を模した造り。
ラウンジには、実際に使用された北斗星食堂車グランシャリオの部品を一部使用。共用キッチンには冷蔵庫・食器等の調理機材もある。
■3～5階
3～5階は客室。主に開放2段B寝台で、3・5階にはA個室寝台もある。
【参考】開放B寝台（あさかぜ号）
「北斗星・あさかぜ」などの2段式寝台を思わせる雰囲気。一部客室窓際のデスクと椅子が、昔使用されていたものを流用。
読書灯・電源設備あり。開業当初はシーツ・まくら等は指定場所から自分で持ってくるスタイルだったそうですが、後に既に置かれているように..
互い違いに置かれている梯子の現役時の寝台列車はあったのかなぁ..？
【参考】車内の寝台と梯子（はやぶさ号）
A個室寝台 B寝台と違って、ドアを閉めると半個室状態に
■6階
6階はシャワー・洗面所。シャンプー等も常備されている。
シャワー・シャンプーは無料だが、レンタルタオル・使い捨てスリッパ・歯ブラシセット・洗濯機・乾燥機は有料。
..このような施設でした。
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【感想】
レプリカとはいえ、昔の開放寝台を味わえる雰囲気は良いものでした。
また..シャワー・飲食スペースがあり、都心で格安（最安2500円）で宿泊できるのも若い人にとっては特筆すべきかと。
ただ..ここはあくまで列車寝台では無く「ホステル」「ドミトリー」。列車寝台を目的に利用すると、ガッカリする人もいるかもしれません。
旅行予約サイトの口コミにもあるとおり..宿泊は海外旅行者が多い。旅費の関係で、格安で泊まりたい海外旅行者向けに人気であり、実際..泊り客の英文メッセージが目立ちました。
口コミによると海外旅行者のマナーに対する苦情（夜遅くまで飲食・会話していて寝れない）も見受けられました。
あと、シャワー室の足ふきが汚い..という口コミも（利用した日は清潔できれいでした）。
もう一点..新型肺炎について、空気の仕切りが望めない点。
開放寝台はしかたないですが、個室寝台区分も天井近くは青空。
▲赤枠のように、ここから空気や音がただ漏れwww
個室寝台も完全個室とは言い難く、ましてや2階（客室と飲食の合造区分）泊った客の、先出の（夜中の飲食・会話で寝れない）の苦情もわかる気がします。
もっとも..列車は不特定多数の客が利用しますし、実際の夜行列車では発着時の衝撃・走行中の振動もありましたけどね。夜汽車＝寝れないものと個人的には思いますが..
上記は格安で運営していた事もありやむを得ないのかなぁ～と思います。
個人的には、列車の雰囲気が少ないのが不満かなw
寝台ベッドや号車番号は良い雰囲気でしたが、「北斗星」に関するものは▲これぐらい(;^_^A
寝台ベッドや号車番号は良い雰囲気でしたが、「北斗星」に関するものは▲これぐらい(;^_^A
寝台設備も当時の流用品が少ない印象（昔各地にあったSLホテルは、廃車された実際の10系寝台客車をほぼそのまま寝台区分として利用）。
宿泊料も最安で2500円（私が泊った時は3100円）ですが、翌日同額で1駅隣のビジネスホテルで完全個室に宿泊。3000円なら、都内にはたくさんの完全個室ビジホがあります。とはいえ、ホステル北斗星が料金3000円を下げるのも難しいしだろうなぁ..
ホテル乱立・新型肺炎で泊り客減..なかなか厳しい環境だったと思います。
今回の休業措置は一時的という事ですが、また営業再開してほしいものです（こんどは、夜汽車の雰囲気を増やして欲しいな）