私鉄時刻表研究、今回は番外編として私鉄時刻表とは離れて、交通新聞社発行の「小型全国時刻表」2021年８月号（最終号）をご紹介します。
小型全国時刻表は、「JR時刻表」や「コンパス時刻表」を手がける交通新聞社の発行で、旅行に便利なハンディサイズなのが特徴です。
創刊は1948年、「総合時間表」という名前で当時の鉄道弘済会出版社から発売されました。その後1960年に交通新聞社の前身である弘済出版社に版権が移され、今号で通巻901号となる歴史ある時刻表でした。
しかしながら、今号を以て休刊となってしまいました(T-T)
休刊の案内では「諸般の事情」とありますが、スマートフォンの普及等デジタル化の波に伴う発行部数の減少が影響していることは想像に難くありません。
最終号である今号では、カラーページにて、弘済出版社がこの時刻表を引き継いだ1960年から最終号までの軌跡が２ページにわたり掲載されています。ちなみに、最終号は1960年４月号の表紙をリメイクしたものとなり、「こだま号」のイラストも愛らしいです(^_^)
以下の記事にて、「私鉄時刻表というジャンルの終焉を迎える時期が確実に迫っている印象を覚えてなりません」と書かせていただきましたが、
私鉄時刻表に限らず、「冊子型時刻表」というジャンル自体が縮小の方向に確実に向かっている、そんな思いを強くした、小型全国時刻表の休刊でありました(>_<)
今回はこれにて(｡･_･)ﾉ
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（スマートフォンでは文字化けする可能性があります、御了承ください）