最近のトミックスの製品は昔と比べて車両の再現性も高く、モデル的に良く出来た物が多いです。HG仕様なんて細かいところまで造形されていて、昔はカトーの方がリアルな感じがしましたが今ではトミックスの方がリアルな作りになっていたりします。(^ ^)
ただあの問題が無ければ…
(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)
その問題というのは…
モーターの問題です。
鉄道模型に精通している人であれば有名な話なんですが、初めたばかりという人はなんのこっちゃ?という話だと思います。
最近では各メーカーとも走り出しがスムーズになる様にフライパン…
ではなくて、フライホイールといった物が付いているモーターを多く採用しています。
その中でもトミックスのフライホイール付きモーターのM-9という形式のモーターが問題があって、カーボンが詰まり短絡(ショート)するという症状が多発しているのです。
このM-9モーターはトミックスのフライホイール付きモーターを積んだモデルも多く、自分の所有しているトミックス製品でも結構あります。
381系くろしおは買って1ヶ月で短絡、225系5000番台は3回短絡、どちらも新品購入です。
その他、近鉄30000系ビスタEX、EF66後期、EF510カシオペアカラー等々、挙げるとキリがないのでこの辺にしますが予備軍も含めて結構な数です。
当たり外れがあるのかわかりませんが、家にあるM-9仕様のトミックス製品はほぼ一回はモーター交換しています。
ですので最近は特に欲しいモデル以外は、カトーやグリーンマックスの製品を買っていてトミックスに手が出にくい状況です。(後述しますが最近のトミックス製品はモーターが違う様ですね)
ともあれ、文で書いていても短絡の症状がわからない人もいると思うので、症状が出ている様子を動画で紹介します。
奥からくる223系5000番台に注目!
曲がって駅に進入してくるのにのそのそしてますよね。
駅を通過して曲がり始めてまたカクカクしてのそのそ走ります。
これはコントローラーでスピード調節しているわけではなく勝手にこうなっています。
線路の汚れ、車輪の汚れで通電が悪くなる時とも明らかに違います。初めてこの症状にあったら、あれっ!?なんか違うな?
というのがよくわかります。
では、こうなったらどうすればいいか?
正直、鉄道模型のモーター故障というのは致命的で車で言えばエンジンブロー並みの故障。
(;ω;)
ここで選択されるのがモーターの交換です。
M-9モーターに交換するか、先程チラッと話した違う形式のモーターに交換するかです。
M-13というモーターですが、これが互換性がある(正式にはメーカーは互換性があるとは言っていない)と噂で、確かに改造しなくても付けられます。
しかしこれが原因かわかりませんが、M-13モーターというのが店頭に並んでおらず万年在庫切れ状態。
(*_*)
といって壊れてM-9買って付けたら、また壊れてといくらかかるん?というループに陥るのは必須!
ここで自己責任という名の最終手段に手を出すことになります。(M-13への交換も自己責任ですが…)
それはモーターをメンテナンスするという方法。
車で言えばエンジンのオーバーホールという事ですな。
それにはある機械が必要で、ヨドバシまで愛車のアラヤ、マディフォックスで一走り!
買ってきたのはこれ!
超音波洗浄器。
メガネ等を洗う機械だそうです。
これで超音波でモーターを洗えという事で、それで復活する様です。
と言っても普通にこれを使って洗浄するとダメな様で、洗浄器に入りそうな大きさの小瓶を用意して、その中にモーターを入れてとある液体を入れ洗浄する様です。
で、液体なんですが、一つは無水エタノール。
これ薬局で売ってますがまぁまぁ値段張ります。
もう一つはネットで見るとパーツクリーナーでという記事も見ました。
パーツクリーナーはホームセンターで売っていてわりかし安く買えます。
たまたま家に自転車のギア等の洗浄用にストックしてあったので今回それを使ってみます。
洗浄!
15分くらい洗浄させて瓶を見てみると詰まっていたカーボンが沈殿していますね。これが短絡の原因の物質です。
ドナーの223系5000番台にモーターを組み直し試走させましょう。
走りましたが音がおかしい。
ギーという音が大きく明らかに異音。
数週して223系5000番台のM-9モーターは火花を散らして完全ご臨終。
。・゜・(ノД`)・゜・。
予備のM-9モーターに交換しました。
洗浄がダメなのか?
いや、使った液体がダメなのでは?
という事で後日無水エタノールを購入して再挑戦。
後半に続く。