東武30000系 | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。


元々伊勢崎線に地下鉄半蔵門線直通用として登場した30000系です。近年車両の改修工事の効率化を目的として東上線へと転属する編成が増えており、現在4両編成・6両編成わずかに3本ずつを除いてほとんどが東上線に転属されています。製造はアルナ工機、富士重工業、東急車輛の3社となっています。アルナ工機と富士重工業については、この系列の納入を以て鉄道車両製造から撤退し、東急車輛も総合車両へと発展解消していきました。つまりこの系列の中のメーカープレートは、いずれも現存しない製造会社のものばかりということになります。

トップナンバー編成です。

 


ちなみに東上線所属編成はこれら6+4の10両編成を固定編成とする改造が行われており、中間に入る先頭車に関しては中間車化工事を行っています。乗務員室自体は残っていますが・・。今回はこのトップナンバー編成を取り上げます。


車内です。やはりこの時期に導入された車両は、全国的に「お金かけて作ったんだな」と思わせるものが多いです。初期車と後期車では印象が若干異なります。また機会があれば探して見ましょう。

ドアです。窓の押さえが凹凸が少なくなっており、戸袋に引き込まれるリスクを減らしています。

 


LED表示機は千鳥配置となっています。左側に種別と行き先を表示する専用枠があり、右側に各種案内を流す一般的な表示枠があります。


車端部です。小さいながら妻窓があり、仕切り扉の窓も縦に長いタイプなので閉鎖的な雰囲気はしません。


最前面です。運転台側は見事に壁となっており、仕切り窓は中央と右側に設置されています。握り棒が複数設置されており、ラッシュの壮絶さが伺えます。


天井です。ラインフロー化された冷房吹き出し口は首都圏にしては珍しく塗装仕上げとなっています。ブロンズ調の仕上げで、やはりお金かかっています。ラインデリアは連続調で設置されており、数も多めです。照明はカバー無しの蛍光灯、数は多くないものの、枕木方向にも吊り革が設置されています。


窓です。一段窓を2枚配置しています。日除けは爪を引っ掛けるロールカーテンタイプです。


座席です。オールロングシートで、ドア間は7人掛けとなります。中央にはポールも入っています。特にバケット化はなされておらず、着席区分としてブロックパターンの模様が入っています。袖仕切りは板状ですが、肘掛として使うには少し高すぎると思います。もう少し大きさを小さくしてくれればベストなんですけどね。後期車に至っては、最近よく見かける完璧に壁と化したものになってしまいましたからねぇ・・。


車端部の3人掛け、座り心地は柔らかめ。東武でこのような座席を持つ系列はこれで最後となってしまいました。後の50000系列は日立A-Train仕様の破綻した座り心地の座席となってしまいました。

 

優先座席です。青寄りなのか緑寄りなのかは微妙ですがとりあえずグレー系統のモケットになっています。




車椅子スペースです。握り棒と非常通話装置、消火器を備えています。

 

で、後期に増備された編成では袖仕切りが大型化されています。

 

一見209系等に採用されていたタイプに見えますが、上部の造詣が少し異なりますね。でも使い勝手はそんなに変わらず。

 

車端部の3人掛けです。やはりちょっと圧迫感は感じるところです。

 

そして優先座席。そう言えば的に、車端部側の座席にのみ、ドア横に少し立ち席スペースが設けられています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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