北海道滞在最終日となったこの日は、札幌駅で朝から「トワイライトエクスプレス」に「北斗星」、それにJR北海道の各種車両を見物して大満足のうp主です

惜しむべくは、この日は「カシオペア」の運休日でヘッドマークを掲げたDD51を先頭に札幌駅に入線してくるE26系客車の姿を撮影できなかったことでしょうか?

 

 

 

 

やはり、私のように平成初期生まれのヲタからすれば、785系は「スーパーホワイトアロー」と呼ぶ方がしっくりきます

2016年春改正で「スーパーカムイ」による新千歳空港への直通運転は廃止され、さらに翌年の2017年春改正で青函圏で運用に就いていた789系0番台が道央圏へ活躍の場を移しました

 

789系1000番台が充当される列車は、「スーパーカムイ」からスーパーが外れて「カムイ」へ列車愛称が改められ、789系0番台が充当される列車には2007年春改正まで781系に使用されていた「ライラック」の愛称が10年ぶりに復活を遂げました

同時に785系は札幌~旭川間の運用から撤退し、「すずらん」で細々と活躍するのみとなりました

 

 

 

 

785系の車内は2005年から2007年にかけてリニューアルが実施されているため、経年ほどの古さは感じさせません

座席そのものは、789系0・1000番台やキハ261系に搭載されているのと同じで、モケットはシックなワインレッドで室内を落ち着いた雰囲気に仕立てています

 

シートピッチは登場当初から960㎜ですが、リニューアル前に設置されていたフットレストは撤去されています

なお、座り心地ですがバックレストはやや硬めとなっていますが、座面はほどよく柔らかく、40分ほどの乗車時間であれば、何ら不満はありませんでした

 

 

この日乗車したのは、偶然にもクハ785-1を含むトップナンバー編成でした

この時既に、青函間で運用されている789系0番台が北海道新幹線新函館開業後に道央圏へ転用されることが確実視されていたため、785系への乗車はこれが最初で最後になると思っていたので、なんたる僥倖でしょうか

 

 

編成中に1両組み込まれているuシート車は、2002年にお目見えしました

 

通常、普通車自由席と普通車指定席で座席が差別化されることはケースは少ないのですが、こちらのuシートは高速バスへの対抗策なのか、シートピッチが自由席より90㎜拡大され1050㎜となっているほか、横4列座席ながらも極限まで大型化されたヘッドレストによってプライベート性が確保されています

 

外観については、座席1列につき側窓が1枚設置されており、どことなく国鉄形のサロを彷彿とさせてくれる点が鉄ヲタ的に萌えポイントですね

 

 

新千歳空港駅の内装は、JR北海道と提携しているデンマーク国鉄との共同デザインにより生まれたもので、夜空を思わせるダークブルーの天井とダウンライトが特徴的です

また、いまでは特急型車両による快速「エアポート」の運用が消滅しているため、新千歳空港駅のホームに佇む785系の姿も二度とお目にかかれない光景となりました

 

 

北海道滞在最終日は、札幌駅で1日中撮り鉄をしていただけで、観光らしい観光といえば小樽に立ち寄っただけですが、「北斗星」にも乗れたので特に後悔はありません

家へ帰ってからも北海道気分を楽しもうと、夕食用に札幌駅でジンギスカン弁当も買っておいたので、後でゆっくり食べようと思います

 

ただ、この駅弁には生石灰を使った加熱材が入っていたのですが、機内への持ち込みはできず、手荷物検査で没収されてしまいました

加熱材が無かったとしても、家の電子レンジで加熱すれば特に問題はありません

 

 

搭乗口までの通路を歩いている時に、窓の外へ目をやるとAIR DOのボーイング767‐300が駐機中でした

関西の空港では見ることのできないカラーリングなので、数カットほどファインダーに収めておきました

 

 

それでは、これから人生初のLCCで北の大地に別れを告げ、関西へ戻ることにします

 

Peachの場合、搭乗予約が完了すると、登録しているメールアドレスにバーコードが届き、それを空港にある端末にかざすことで、搭乗手続きが完了します(2014年当時)

しかし、この頃はまだガラケー使っていたので、搭乗用のバーコードを一旦プリントアウトして持っていくというなんとも面倒くさいことをしていました

 

 

CTSからKIXまでは、2時間ほどの空の旅となります

LCCの利用はこれが初めてですが、レガシィキャリアと比べて半額以下の運賃で札幌ー大阪間を移動できるのですから、使わない手はありません

 

その代わり飲料のサービスは有料ですが、2時間ほどの搭乗時間であれば、特に気になりませんし、シートピッチの狭さについても、「飛行機ならこんなものか」と割り切れば、さしたる不快さは感じません

 

さて、CTSを離陸する時は安定した挙動を見せていたものの、KIXが近付いてくると天候が芳しくないせいか、機体が上下方向に揺れ始めました

 案の定、すぐに気分が悪くなってきました

 

 

飛行機から降りた後も、気分が悪くてすぐに動くことができません

念のために、体調が落ち着くまでトイレで休憩することにしました

 

ちょうど2014年は関空が1994年に開港してから20年の節目を迎える年で、空港内のそこかしこに”KIX 20th”と書かれたポスターが掲示されていました

例え気分が悪くても、こうしたポスターはちゃっかり撮影しているあたり、乗り物ヲタクとして抜け目がないことに自分でも驚かされます

 

 

 

 

なにぶん、6年以上前のことなので、飛行機から降りた後の記憶が曖昧なのですが、気分が悪くて京都市内の自宅までたどり着くことができず、この日は結局、大阪にある知人宅に泊めてもらうことにしました

peach塗装の「ラピート」も一応撮影はしているものの、確か特急料金をケチって空港急行で新今宮まで行ったような気がします

 

 

帰宅してから夕食で食べようと思っていたジンギスカン弁当も、フタを開けるのが翌日になってしまいました

羊肉そのものは、それほど獣臭さもなく食べやすかったので、今度北海道へ行ったらちゃんとした飲食店で食べてみたいですね

 

以上、2014年に北海道を訪れた時の記録でした

なにぶん遠いところなので、しばらく北海道へ行くことはないと思っていたのですが、およそ7ヵ月後に思わぬ形で再訪することになりましたので、次回以降で「北斗」や「オホーツク」の乗車記を公開していく予定です

 

北海道漫遊記⑤~キハ183系「オホーツク」号普通車乗車記~につづく