わかしお号で外房線・大原駅になってきました。ここからいすみ鉄道の国鉄車に乗車しようと思います。
大原駅の駅舎です。こじんまりとしています。元々人口2万人程の自治体ですから、身の丈に合った大きさというべきでしょうか。
駅前も「町の駅」といったローカルな雰囲気。
いすみ鉄道の乗り場へはこちらから。外側からだと少々分かりづらいですね。(笑)
自販機がキハ52仕様にカラーリングされていました。
駅舎内にはグッズ販売があります。
乗る列車の発車時刻が入線するようなのでホームへ。
いすみ鉄道は旧国鉄木原線を引き継いだ全長30㌔弱の三セクです。もちろん、元々赤字路線を引き継いでいますから経営は厳しいのでしょうが、鉄道好きの社長さんのアイディアで全国的に有名になりましたね。(だからこそ、私もここに足を運んでいるわけで・・・)
自体がレトロな看板です。温かみがあってほっこりします。
入線してきたのはキハ28+キハ52で運転される急行列車。かつてこの地を走っていた「うち房」のヘッドマークを掲げています。
この車両、私にとっては非常に思い出深い車両です。鳥取~岡山間で運行されていた「急行砂丘」や「快速とっとりライナー」で充当されており、子供の頃よく乗った車両なんですよね。(あれはキハ58だったと思いますが、エンジンの数の違いなので、同じということで扱わせてください・・・)
方向幕に赤字の「急行」マーク、これだけで涙が出てきそうです。(笑)
サボも専用のものが用意されています。
キハ52も正面から撮ろうとしたのですが・・・ホームに納まりきってませんでした。(笑)
18メートル車ののいすみ300なら2両納まりそうですが、20メートル級の国鉄車では難しいようです。
現役で動いているとはいえ、このキハ28は東京オリンピックが開催された1964年(昭和39)製造。
塗装をいくら上塗りしても限界があるようでして、ところどころこういう状態でした。(ちなみに、最初に配属されたのは米子機関区だそうで、実は鳥取県にゆかりのある車両といえますね。)
一方で、所属先はちゃんと大多喜に書き直されています。芸が細かい!(笑)
キハ52の銘板もパシャリ。こちらキハ28より1コ下の1965年(昭和40)製造。大糸線のJR西区間で走っていた車両です。
キハ28の内部に入っていきます。この水色が国鉄車の雰囲気そのままでグッときます。
最後は富山にいたようなので、扉は半自動化されています。手で開けるの、めっちゃ重そう・・・
使用できませんが洗面所、ではなく便所です。たしか昔は垂れ流しだった気がします。母親に「駅に停まっとる時は、トイレに行ったらいけんで!」と言われた記憶があるので・・・(笑)
まあ、さすがに晩年は汚物タンクが設置されていたとは思いますが。
車内です。本来はボックスシートですが、「レストランキハ」仕様になっており、片側の座席を潰してテーブルが設置されています。なので、実質2名掛けの席ですね。
このレトロな車両にfreeWi-Fiの違和感。(笑)
ここは・・・どうやって入ればいいのでしょう・・・
入り口にはしっかりとアルコールボトルが設置されていました。
運賃表は高山本線のままです。あ、ちゃんと別の場所にいすみ鉄道の運賃表はあるので、ご安心を。
このワンマン仕様の運賃表もそのまま。
除菌グッズと並んで拡声器がありました。本体には「糸魚川」の文字が!そんなもんまで貰ったんかよ!(笑)
1階で紹介しようかと思いましたが、かなり長くなりそうなので一度切らせてください。次回はキハ52の方の車内と、走行中の様子をお届けしようと思います。