池田駅【大阪府】(阪急宝塚線。2018年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
大阪府北西部、池田市の中心市街地に位置する阪急宝塚本線の主要駅で、阪急阪神ホールディングスおよび阪急電鉄の登記上の本店所在地になっている
池田駅 (いけだえき。Ikeda Station) です。
 
 
駅名
池田駅 (HK 49)
 
所在地
大阪府池田市 
 
乗車可能路線
阪急電鉄:宝塚本線  
 
隣の駅
大阪梅田方……石橋阪大前駅   
宝塚方…………川西能勢口駅 (兵庫県)    
 
訪問・撮影時
2018年1月、2020年10月
 
 

 

池田駅は高架駅で、1983年~1984年にかけて高架化されました。
2階に駅舎・改札口があり、3階にホームがあります。1階は商業施設「ブランマルシェ」になっています。
出入口は東西に設置されており、いずれも南北から出入りできます。1階と2階の間は階段・上りエスカレーターが設置されていて、東口側のみに下りエスカレーターとエレベーターも設置されています。
また、南北ともペデストリアンデッキが設置されていて、駅舎2階と駅前の再開発ビルなどを結んでいます。
尚、池田駅には「東口」「西口」など出入口名は設定されていませんが、当記事では便宜上、「東口」「西口」の表現を使用させて頂きます。ご了承下さい。
 
写真は2枚とも西口(北)より撮影。南東を望む。
手前のペデストリアンデッキは左側に延びるアーケード商店街「サカエマチ1番街」に通じています。
また、駅北側にはロータリーを有する駅前広場が整備されていて、バスターミナルとタクシー乗り場が併設されています。
ロータリーのバスターミナルは「東のりば」、そして写真右側、池田阪急ビル西側に設置されているバスターミナルは「西のりば」として、区別されています。
 
 

東口(北)より北を望む。ペデストリアンデッキより撮影。左手に改札口があります。
駅前広場の先で左右方向に延びる道路は国道176号線です。
駅北側は昔からの中心市街地で、ビルや商店が立ち並んでいます。北西側では「サカエマチ1番街」が北へ延びています。
約250m東には池田市役所があります。約750m北には摂津池田城跡があります。
そして池田城跡の東側、駅から約950m北東には阪急の創業者である小林一三の邸宅を利用した「小林一三記念館」があります。
また、遠方には池田市街をはじめ大阪市街の高層ビルも望める五月山が少しだけ見えます。
 
 

こちらは西口(南)より南東を望む。
南側は駅前にロータリーが整備されていません。
ペデストリアンデッキも右側の再開発複合商業施設「サンシティ池田」に延びているのみです。
2階にある改札へ行くには、1階の「ブランマルシェ」に設置されている階段・上りエスカレーター・エレベーター(東口のみ)を利用する形になります。

前方の離れた場所に東口(南)があります。
 
 

東口(南)より南を望む。後方に出入口があります。
左手には「ダイエー池田駅前店」があり、右後方には「サンシティ池田」があります。この両ビルはペデストリアンデッキで結ばれています。
駅南側も市街地ですが、北側より商店の数は少ないです。駅を離れると住宅街が広がっています。
西側の室町地区は、阪急が沿線開発の一環として私鉄で初めて郊外住宅地の開発を行った地です。住宅の分譲が開始されたのは1910年(明治43年)のことで、当時としては先進的な西洋風の住宅や生活協同組合といった生活スタイルが取り入れられた、との事です(Wikipediaの本文を引用)。
また、駅の約450m南には「安藤百福発明記念館 大阪池田 (愛称:カップヌードルミュージアム 大阪池田)」があります。オリジナルのカップヌードルを作るコーナー「マイカップヌードル・ファクトリー」もあります。
 
 

2階にある改札口です。南寄りを望む。池田駅の改札口はこの1ヶ所のみです。
左が東口方面、右が西口方面です。
交通系ICカード『PiTaPa』などに対応の自動改札機が7通路設置されていて、右端が幅広通路です。左端は窓口に面しており、有人通路を兼ねています。
改札口の左手前には自動券売機があり、改札内には自動精算機があります(いずれもICカードチャージ可能)。
また、改札内にはトイレと多機能トイレがあります。
そして3階にあるホームとの間は階段・上りエスカレーター・エレベーターで結ばれています。
改札口の右手前には阪急系のミニコンビニ「アズナスエクスプレス」と立食い蕎麦店「若菜そば(旧・阪急そば)」があります。改札内に売店・コンビニはありません。
 
 

1号線側の吊下式駅名標です。電照式で、光源は不明です。
阪急の標準デザインで、新しい書体が使用されています。
駅ナンバリングも併記されています (HK 49)。
 
 

池田駅は島式ホーム1面2線の高架構造で、南東~北西方向にホームが延びています。
右(南)が1号線で下り宝塚方面、左(北)が2号線で上り大阪梅田方面です。
ホーム有効長は10両分で、多少の改良で宝塚方(後方)へ約1両分延伸可能ですが、まぁ延伸される事はないでしょう。
2020年10月時点においてホームドアは未設置です。ホーム幅は非常に広いです。
上屋は全10両分に設置されていますが、両端の一部は雨ざらしです。
ホームにはベンチ、飲料自動販売機、公衆電話、冷暖房完備の待合室が設置されています。
写真は1号線側より大阪梅田方を望む。
 
 

1号線側より大阪梅田方を望む。
この先、高架区間で市街地の中を南東へ走りますが、やがて景色は住宅街へと変わります。しばらく高架区間が続きますが、国道171号線をオーバーパスして箕面川を渡ると高架区間が終わり、地平区間になって右へカーブすると石橋阪大前駅へと至ります。箕面線との乗換駅です。
 
 

1号線側より宝塚方を望む。
手前のスペースはホームではありません。線路との間隔も開いています。それ以前にこのスペースは柵により立入禁止になっています。
また、少し先の下り線左側と上下線間に引上線が各1線あり、当駅での折り返し列車などが使用します。
この先、市街地や住宅街の中を北西へ走りますが、引上線が途切れると右へ左へカーブして右側へスライドしますが、これは猪名川橋梁の架け替えの影響です。そして右手に五月山を見ながら猪名川を渡ると兵庫県川西市に入り、阪神高速11号池田線をアンダーパスしてから高架区間のまま住宅街の中を左へカーブし、国道176号をオーバーパスして進路を西北西に変えると市街地に入ります。その後は右から能勢電鉄妙見線が接近し、大屋根の中に入ると主要駅である川西能勢口駅へと至ります。能勢電鉄妙見線との乗換駅で、ペデストリアンデッキや「アステ川西(川西阪急)」を経由してJR福知山線【JR宝塚線】の川西池田駅へ行く事ができます。
 
 
あとがき
私が池田駅で下車(乗車)したのは2018年と2020年、計2度です。2018年は兵庫県の全駅を訪問する目的に関連して、兵庫県に近い駅なので下車しました。その後、隣駅の石橋駅が石橋阪大前駅に改称したのに伴い、2020年には駅名標を撮影するためにリベンジ訪問しました。広々とした高架駅ですが、ホームはわずか1面2線でした。駅前は市街地で、北側には昔ながらの商店街があり、南側は再開発ビルが立ち並んでいました。
 
東京からですと東海道新幹線で新大阪駅まで行き、JR京都線(新快速、快速、普通)に乗り換えて大阪駅で下車。隣接する大阪梅田駅から阪急宝塚本線の急行・宝塚行きまたは普通・雲雀丘花屋敷行きに乗車して当駅下車です(日中時間帯は先発列車が池田駅に先着します)。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと阪急の大阪梅田駅から上記のルートで到達できます。余裕で日帰り訪問できます。
  
食料・飲料について、駅構内に売店があり、南口側にコンビニが複数あります。一方、飲食店もチェーン店を含めて駅前に多数あります。事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
東京からの到達難易度もそう高くありません。阪急宝塚線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は池田駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:阪急電鉄のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)