毎年夏になると思い出す列車がある。
快速「くじらなみ」。


群馬から新潟の柏崎付近へ海水浴に行く人を乗せた季節限定の臨時列車である。国鉄時代から夏休みの定番列車として知られていた。JRになってからも本数を減らして運転されていたが、2010年夏を最後に廃止された。
1980年代、私の家族は毎年夏になると柏崎市の鯨波海岸へ海水浴に行った。たいてい車で往復したが、ある年、私は親にたまには列車で行きたいとせがんで、一家そろって「くじらなみ」に乗ることができた。
そんな思い出のある「くじらなみ」を撮影したのは、家族で海水浴に行かなくなってから何年目になるだろうか。
「くじらなみ」と鯨波海岸。少年時代の思い出が詰まった列車と海岸の風景を撮影するのは楽しかった。
 

 

 

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真夏の海をバックにを快走する「くじらなみ」
信越本線青海川-鯨波 2010年7月
 

 

 
 

 

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真夏のビーチを横目に走る「くじらなみ」
信越本線青海川-鯨波 2010年7月
 

 

 


 

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「くじらなみ」は折り返し回送列車となる
信越本線青海川-鯨波 2010年7月
 

 
 
朝7時頃高崎を出て上越線を下る「くじらなみ」
上越線津久田-岩本 2006年7月
 
 
 
 
 
水上・諏訪峡付近を通過する「くじらなみ」
上越線上牧-水上 2006年7月
 
 
(追記 上越線では、夏は「くじらなみ」、冬は「シーハイル上越」と定番列車があったが、今では何もない。高速道路の開通など社会情勢の変化により、鉄道も変わらざるを得ないのは仕方がない。個人的な思い出として残しておきたいと思う)