10日振りです。
全然大した症状ではないのですが、アレルギー性鼻炎と副鼻腔炎を発症しました。
問題はアレルギーの薬です。私はこれに非常に弱く、劇的に眠くなってしまい、とても工作などできません。
というわけで、少し間が空きました
さて、後日詳しく書きますが、Nゲージのお立ち台の材料調達に時間が掛かっておりまして、その間、16番レイアウト(白縫鉄道川正線)のストラクチャー制作を進めることにしました。
下写真の楕円の位置に農家の主屋を建築します。
元来、ここには、二階建ての主屋が建っていました。
ですが、どうも形状が気に入りません。この二階家は、城郭建築で言う「層塔型」(寄棟の上に一回り小さい寄棟を積み上げていく建築様式、島原城天守閣が典型的)のような形ですが、昔の民家には、あまり類例がないようです。
下図をご覧ください。この図は、建物を上空から見下ろしたものと思ってください。
よく見られる二階建の民家は、右側のように、4面の外壁のうち、いくつかの面で、外壁が1階から2階まで一続きに立ち上がっています。残念ながら、左側に示す私の作例のような例は、非常に少ないようです。設計前の調査が足りませんでしたね。
このことに気付いて以来、気になって仕方がないので、二階家を平屋に改築して隣の敷地に移転することにしました。
そういう訳で、移転跡に主屋を新築します。新たな主屋は、長屋門に負けないよう、少し立派な建物にします。
完成図です。
左側は増築部分という想定です。増築の結果、瓦屋根と茅葺屋根が一体化しています。稀ではありますが、実例を目にすることもあります。
完成図を見てお分かりの方もいらっしゃるかもしれません。基本部分は「さんけい」のペーパーキットを活用します。
このキットに増築部分を追加します。この他の主な加工点は次のとおりです。
①上の一番大きな写真では、縁側が外に飛び出しているが、縁側の右にある出入口部分を前に出し、縁側の飛び出しをなくす。
②間柱などの木部には、切り出したSTウッドを貼る。
③キットは土壁だと思われるが、白い漆喰壁に変更
④瓦葺の下屋根(←正式な呼び名は知りません)を追加
⑤障子戸を”光透過仕様”に変更
最初の工作は、障子戸の加工です。
キットでは、厚紙の上に白いシールを貼ることになっていますが、これでは照明の光が透過しませんので、障子紙に相当する部分を切り抜きます。
切り抜いた所は、裏からトレーシングペーパーを貼ります。
わかりにくい写真ですが、光が見えるようになりました。
次に、木部にSTウッドを貼ったり、壁を延長したり、壁を新製したりしました。現在の進捗状況はこんな感じです。
木部のアップです。
新製した壁面です。
設計通りだと、窓の幅が広すぎたので、窓の幅を狭くしました。
窓の桟はコピー用紙から切り出しています。こんな感じです。
表側です。
裏側です。
大昔からある工作法ですが、パーツ利用に較べて窓の寸法が自由になるので、殆どの窓をこの方法で作っています。写真では窓の桟が薄黒く見えますが、これは、塗装時の紙の伸びを避けるため、切り出す前にアルコール墨汁をたっぷり染み込ませているからです。
次の工作は漆喰壁の嵌め込みです。
Nゲージのお立ち台の材料が届くまで、いつもよりハイペースで工作していきたいと思います。
本日もご訪問いただき、ありがとうございました。