母ちゃんを引率して十日町でへぎそばを味わったところで…

「父ちゃん、次はどこへ行くんだえ?」


「鯨波と青海川」


「また同じ写真を撮るつもりかえ?自分でも飽きないのかえ?」


「むむう…」


 十日町市街に入ったところで国道117号線から国道253号線を左折、信濃川(長野県内では千曲川。長野県栄村から新潟県津南町に入ったところで川の名称が変わります)を渡りきったところで突き当たりを右折して県道49号線を進み、国道252線を左折してひたすら進みました。


 途中、道の駅「せんだ」(新潟県十日町市中仙田)で4.30休憩(ウソです。そんなに走ってません)のため立ち寄りました。喉が乾いたので飲み物を購入しに立ち寄りました。
 道の駅の裏手は親水公園みたいに整備されています。

 飲み物を購入してさらに国道252号線をひた走って安田から県道73号線を左折、へぎそばを食べた「由屋」さんから1時間半ほど走って国道8号線との交差点となる柏崎市鯨波にやってきました。

 鯨波といえば夏は海水浴客で賑わうところ…でありながら、駐車場に止まっているのは長野・群馬ナンバーがほとんどです。
 国道8号線をよく移動される方ならご存知の方も多いであろう歩行者・自転車用の横断地下道。横断地下道は雪深い新潟県では主要な幹線国道ではよく見かけますが、さすがは鯨波❗
 その入口はクジラであります。
 しかも、ちゃんと頭から潮を吹くというスグレモノです。よ~く目を凝らして動画をご覧下さい。
 わかりますかな?


 拡大してみますってぇと…。
 遠くに見えるアンテナのような鉄塔の左側あたりで水が直線的に吹き上がっています。前頭部には落ちてきた水が跳ねています。
「これでは入口のところに水が垂れ落ちてくるではないか❗」
 心配ご無用❗
 上唇(?)の部分はちゃんと雨樋になっています。
 国道8号線を反対側に渡るにはクジラに呑み込まれなくてはなりません。
 なんかコレ…過去に「ナニコレ珍百景」みたいな番組で視たような気もしますが…。
「父ちゃん、面白い噴水があるよう❗」
と、見つけた母ちゃんが私に言いましたが、果たしてこれを「噴水」と呼んでいいものなのか?
 鯨波交差点から国道8号線を上越市方面へ少し走っていつもの有名撮影ポイントへ…。


 もはやJR東日本新潟支社管内の直流電化区間においてはローカル列車の顔役となったE129系…下りの長岡行普通列車が通ってすぐに直江津行の快速列車が通過していきました。
 そしてお目当ての越乃Shu※Kuraが通過していきました。
 この列車は十日町駅から飯山線~越後川口~上越線~長岡~信越本線~直江津~えちごトキめき鉄道妙高はねうまラインという経路で上越妙高駅へと向かいますが、私たち夫婦が十日町市でへぎそばを食べ終わる頃には十日町駅を出発していました。
 私たちが車で通るルートは線路と比べてかなりショートカットしていること、そしてこの列車は長岡駅と柏崎駅でかなり長い停車時間が設けられていることから余裕で先回りできました。

 前回は少し低い位置での撮影で気動車特有のディーゼルエンジンの音もよく記録されましたが、今回はもう少し高い位置から俯瞰して日本海を絡ませてみたいと思って撮影したので、ディーゼルエンジンの音はあまり聞こえません。

「飽きないのかえ?」
と言われようとも昔からのお気に入りの場所なので帰り道で回ってみました。