こんにちは。

今日はNゲージ鉄道模型、なんのこっちゃ?って感じのタイトルですが(笑)、今は出来ない機関車交換運転実現へ向けて、アンカプラー線路と先日買ったPECO スマートスイッチの使い道についてです。

 

ED78 3号機と50系客車の間、MicroTrainsの連結器を自動開放するアンカプラー線路の磁石上ですが、磁石が妙に下がっていますね。

 

実はPECO Smart Switch PLS-100を購入し使い道として企んでいたのはこれ、アンカプラー線路磁石の上下動機構でした。サーボモーター1個を使って、写真のように試作してみました。

 

KATOの20-032を使って一部連結器開放はやったりしていましたが、線路に永久磁石が載っているだけなので、連結器開放は出来るが同位置連結は不可で何とかしたいなー でした。磁力が効きっぱなしですから車両を近づけてもカプラーが噛み合わないんです。本件3月に書いていました↓。

 

その後も色々考えていました。右の電磁石を買ってみて、使えないかなー とか。

しかし左のKATO 20-032アンカプラー線路の磁石、写真に表記を入れましたが恐らくこれ縦割りでN/S極だと思うんです。同じことを電磁石でやるのは難しかろう という結論でした。

 

ならばと、20-032から磁石を剥がしてプラ板に貼って可動式にし、その下にサーボモーターを配して...

 

スイッチ操作により

磁力が効かない位置まで磁石を下げちゃおう

と考えました。電磁石が難しいなら、開放には問題なく使える製品の永久磁石を物理的に動かせないかな?なんて考えていた折、KATOホビセンで目についたのが上記PECO製品、頭の中で構想を抱いていたことと繋がりました。

これ、使えるんちゃう?...と(笑)。

 

どのように試作品を作ったかというと、、

先ずサーボモーターの固定ハウジングを銅板ハンダ付けで自作しました。矢印の天板だけは弾力を効かせたく0.2mmの燐青銅板をハンダ付けです。

 

写真は天地逆ですが、木製床板の磁石下位置に穴をあけ、サーボモーターアームを入れられるようにしました。また右側だけネジを外していますが、燐青銅版は直接ネジ止めせず縦方向に銅板をねじ止め、燐青銅板を挟み込むようにしています。弾力である程度サーボモーターが動けるように配慮です。ギヤードモーターですからあまりガッチリ固定で”遊び”が無いと壊してしまうと考えました。白い可動アームの先にはRを付けた銅板を取付けています。アーム先端が細すぎるので必要でした。

 

床板から下へ出っ張るのは約15mmで済みます。これなら私のレイアウト、2階層のホーム部に設置しても1階層留置車両のアタマが擦らずに行けそうです。燐青銅板バネ作戦は出っ張りをなるべく小さくしようという考えもありました。

 

作動の様子をShort動画↑にしてみました。スイッチ操作で磁石が上下します。現状ちょっと引っかかったりして滑らかでない部分があります。動画後半はサーボモーターの動き、磁石を上げる時に引っかかったりもするので燐青銅版の弾力を使った可動機構は付けて良かったな と思います。

 

続くShort動画↑はテスト運転の様子です。

最初は磁石が上がった状態、磁力でカプラーが振れているのでED78が開放されます。

 

その後、磁力で振れていた50系のカプラーが...

 

磁石が下がってセンターに戻る様子が動画よりお分かりいただけると思います。(写真にすると微妙な違いですが..)

 

今は試作品で線路が1本しか無いので同じED78 3ですが、磁力が効かない状態なので開放したのと同じ位置で再連結、発車できます。これをレイアウトへ組み込んで、機関車開放後ポイント操作で別の機関車を近づけ連結すれば、

機関車交換シーンを楽しめる

でしょう。

 

しかし実用までまだ先は長いです。

最初木製床板の位置まで磁石を下げればいいと思っていたのですが、やってみると僅かに磁力が効いて50系のカプラーがセンターに戻らないことがあり、写真のように床板を掘って更に低い位置まで下げる必要がありました。これと線路裏に貼ったプラ製ガイドとの境界部で引っかかり、滑らかに動かないんだと思います。木床にもっと大きな穴をあけ、プラのガイドごと埋め込む必要がありそうです。レイアウト組み込みにも配線等何かと大変そうです。

 

車両側も、今までアンカプラーを本格使用してこなかったのでピンの取付が適当ですが、ポジション、長さなど厳密に最適なところを探して行かなければなりません。上記リンク、3月の記事でも登場したED78と50系は調子いいので今回もテスト運転に登場ですが、調整が必要な車両は相当数居る筈です。

 

本格運用までまだまだ色々あると思いますが、今回試作した結果

DCC機関車交換運転の希望が湧いて来た

という感触です。もう少しリファイン後、レイアウトに実装テスト と進めて行きたいと思います。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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