泉北高速鉄道と南海電鉄を直通し、和泉中央〜難波間で運転されている特急「泉北ライナー」。

「泉北ライナー」用の車両として、泉北高速鉄道の12000系と、南海電鉄の11000系で運行されていますが、少し前から、南海11000系の代わりに南海12000系「サザン・プレミアム」が充当されているとのことですので、この4連休の合間に見にいくことにしました。


撮影地に選んだのは「栂・美木多」駅でした。
ここでは、下記過去記事のような写真が撮影できることや、何より「撮影したらすぐ乗車する」のにも都合が良いことから選択しました。
(参考記事)


いよいよ7:48発の特急「泉北ライナー」が入線しますが、それと同時に和泉中央行きとすれ違う羽目になってしまいました。
辛うじて撮影できたのがこの1枚でありました・・・
DSC04385-2_R
本当は南海12000系を、これまでご紹介した栂・美木多駅での撮影記録同様、縦アングルで撮影したいと思っていたのですが、まさか並ぶとは思ってもみませんでしたが、泉北高速鉄道線内ですれ違っていることが分かることもあり、これはこれでアリな記録かも知れません。


撮影後、手早く「泉北ライナー」に乗車します。
車内は、「サザン・プレミアム」と同様なので、改めて特筆する必要はないと思いますが、この車両で泉北高速鉄道線内を乗るのは、やはり意外なものだと感じられた方もおおいでしょう。

およそ30分程度の乗車で、難波駅に到着します。
DSC04388_R
▲難波駅に停車中の12000系

下車間際に、車内を撮影してみます。
DSC04386_R


「サザン・プレミアム」が「泉北ライナー」に充当されていることが、更に分かるように、「サザン・プレミアム」ロゴと「泉北ライナー」行先表示とを同じフレームに収めてみました。
DSC04390_R
DSC04393_R


先頭車両方面を撮影してみます。
DSC04400_R



以上が、「泉北ライナー」として運用されている南海12000系「サザン・プレミアム」の様子でした。


この代走は、これまでも冬のシーズンを中心に行われています。
高野線・泉北高速鉄道線の特急車両は、南海30000系(2編成)、南海31000系(1編成)、南海11000系(1編成)、泉北12000系(1編成)という陣容で、「こうや」「りんかん」「泉北ライナー」を運用しています。

このうち、南海30000系・南海31000系の計3編成で「こうや」「りんかん」を、南海11000系・泉北12000系の計2編成で「泉北ライナー」を運行していますが、通常のダイヤでは、これらの編成を全て使い切ってしまい、予備編成がない状況となっています。
このため、高野山方面への需要が減退する冬季を中心に、「こうや」一部列車を運休することで、これらの車両を順繰りに検査することとしています。

その際、通勤利用が中心の「りんかん」はシーズン通じて3編成運用することから、通常「泉北ライナー」に使用している南海11000系を「りんかん」で運用し、その間「泉北ライナー」には南海12000系を充当するという、かなり綱渡り的な運用をこなしています。


南海12000系が「泉北ライナー」に充当されるのは、上述のとおりの理由となるわけですが、本来は「こうや」の運休が実施される冬季が中心となります。
しかし、今回の運用変更は、夏季に実施されるという、珍しい状況となっています。

恐らく南海11000系に何らかのトラブルが発生していることから、急遽運用の変更となっているのではないか、と推測されますが、ともあれ夏場の珍しい「泉北ライナー」充当の南海12000系の様子をご紹介してみました。

機会があれば、他の泉北高速線内でも撮影できれば、と思います。




↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓
鉄道コム