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JR西日本で廃車となった413,455系をトキ鉄が譲受して、
国鉄急行色にした上で、観光急行として運転を開始したのは記憶に新しいところですが、
東京五輪開催を記念して、7/22,7/23のみ急行「オリンピア」として運転されました。

たまたま、近くに行く用事があったので足を伸ばして見てきました。

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時間の都合上、直江津駅でのみ撮影しました。
直江津駅1番線に413,455系が佇む姿はかつての北陸本線を彷彿とさせますね。

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市振方のクハ455-701に「オリンピア」のHMが掲出されています。
急行「オリンピア」はかつて、東京五輪で来日した外国人観光客をターゲットとした
臨時急行で、東海道線上を151系で運転されました。

トキ鉄社長曰く"復活運転"を謳っていますが、
新潟県での走行も413,455系での運転も初の試みです。

感染症の影響が無ければ、各地で同様のイベント臨時列車も設定されていたのでしょうかね?

余談ですが、7/23は、妙高高原にてスカ色の115系と並んで大変な騒ぎであったようですね。。

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直江津方のクモハ413側には、HMの掲出はありませんでした。
個人的には413系の方が好きなので残念。。

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また、当列車はあくまでもトキ鉄が運行する「観光急行」の片エンド側に
「オリンピア」のHMを掲出することで"オリンピア復活運転"を謳っていますから、
側面のサボ等は通常の観光急行と同じ「アルペン」仕様となっていました。

続いて、充当された413,455系について見ていきます。

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まずはクハ455-701から。
当ブログでは登場頻度の高い455系700代ですね。

クハ455-701は、サハ455-1からの改造車であり、
先頭化改造時は北陸色を、末期は茜色の単色を纏っていたため、
国鉄急行色を纏うのは、サハ時代以来となります。
クハ455-701は元B04編成です。

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またJR時代は、ツララとの衝撃による破損対策として前面幕が埋められ、
Hゴム枠のみ残存していましたが、トキ鉄譲渡後に前面幕が復活しています。

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その他、700代の特徴として電動式側面幕の設置が挙げられます。
かつて金沢に所属していた455系の一部と、
この455系700代は改造により設置されていました。
サボ受と電動側面幕の両方を備えるのは面白い特徴ですね。

また、AU12のクーラキセはJR時代より検査の度に交換が見られ、
ほぼランダムに載っていましたが、トキ鉄譲渡後も統一されることはなく、
直江津方の2機のみ形状が異なりますね。
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また、直江津駅構内入替の関係と思われますが、
JR時代は搭載していなかったATS-Psを搭載しているため、
標記が変更になっていますね。
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続いて、413系側も見ていきます。
413系の車体では初の塗装形態となる国鉄急行色です。

あい鉄やトキ鉄譲渡後に413系の塗装パターンは拡充しており、
趣味的には面白い限りですね。。

また、413系側は6番ユニットで、元B06編成です。
2016年に体質改善工事が施されているため、転落防止幌等が目立ちますね。

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かつて、同じホームにて413,455系を撮影した時は、
北陸本線の移管直前であり、413系はあい鉄とJRにしか継承されませんでしたから、
「もうこのホームにはこれらの車両は来ることはないのか」
と思っていたので、7年後にまさか国鉄色で復活するとは思いませんでした。

また、観光急行のうち4号の列車は、糸魚川-直江津を28分で走破する、かなりの俊足運用です。
かつての特急北越号の同区間での所要時間が24-27分であったので特急並みですね。。

近いうちに乗車したいですね。。

最後まで閲覧いただきありがとうございました。