○社 上総中野駅発行 上総中野から 蘇我 稲毛 間ゆき | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

昭和53年7月16日に、木原線(当時)上総中野駅で発行されました、「上総中野から 蘇我 稲毛 間ゆき」の常備片道乗車券です。

 

 

東京印刷調製の券となります。

 

上総中野駅の国鉄の出改札業務は小湊鐵道へ委託されておりましたので、発行箇所の左側に社線窓口発行を表わす「○社」の記号が印刷されています。

 

 

 

 

 

券番は0007となります。

 

 

この券が発行される8日前の昭和53年7月8日の運賃改訂で、運賃変更印が押印されておりますが、券番は0007となっており、着駅には県庁所在地の「千葉」が含まれますが、国鉄線だけの利用ですと大原を経由する遠回りの経路となりますので、小湊鉄道線で五井を経由する旅客が殆どで、この区間の乗車券は余り売れなかったものと推察されます。