いつものようにBトレを運転していたところ、事故が発生しましたので原因を記します。だいぶ特殊な事例ですので皆様のご参考にはならないかも知れませんが、ご興味ありましたらお読みください。
〈事故の状況〉
・当該編成は飯田線旧国3連
・真ん中の車両にカトーの小型車両用動力(旧ロット)搭載
・前後のトレーラーにはバンダイ走行台車Tで負荷多め
・パワーパックは常点灯対応のPWM電源
・スケールスピードより若干速い速度でエンドレスを周回
・5分後くらいに列車が停止。焦げ臭さが立ち込めた。
〈原因〉
・旧ロット小型車両用動力の不適切な加工とPWM電源の組み合わせ
〈当該車両の措置〉
・ボディはダメージなし
・動力は廃車
↑変形した動力シャーシ中央部が発熱の激しさを物語ります。
↑焼損した基盤
炎や煙が出たわけではないのですが、レイアウトは燃えやすい物の宝庫ですのでビビリました、、、、。
というわけで当鉄道とBトレ運輸省の事故調査委員会が、中学生レベルの電気知識で原因を考えます。
原因はズバリコレです。
これはダメです、、、危ないです、、、。
カトーの小型車両用動力は大変性能が良く、Bトレを遊び続ける上で供給の安定性も含めて心強い味方です。しかしこれには旧ロットがあり、長年のBトレファンには周知の事実なのかも知れません。
↑こちらが現在の基盤です。
↑こちらが旧基盤だと思われます。
この旧ロットの特性として以下があると思われます(自信はないです)
①モーターが3V用?
②モーターに至る手前に100Ωの白い抵抗を挟んでいる。これでモーターにかかる電圧を下げている?
③基盤パターンが微妙に異なる。旧ロットは上記の白い抵抗を挟んだ後、モーター側と、黒い2つのチップ抵抗?と通るルートに並列になっている。
前回も書きましたが、この黒いチップ抵抗2つを収めるためのシャーシ下側の膨らみは、新ロットでもそのままになっており、外見から見分ける方法はないです。白いモーターカバーを外して大きな抵抗がついていれば旧ロット確定なのですが、このカバーやモーターの押さえ方などが華奢であまり分解したくありません。
このロットはかなり走行性能が低く、低速で安定せず、ラピッドスタートとなります。
今回のダメ短絡加工は、白くて大きな抵抗を無視し、パワーパック操作への反応をピーキーに変えつつ、高速域を使わないようにして部品を守る!という目的で随分以前にやったような気がします。
が、PWM電源との組み合わせは最悪です。
常に全開の電圧を、時間的間隔をあけてパルスとして流す仕組みのため、いままで使わないように気をつけてきた高速領域の電圧をそれぞれの部品にかけっぱなしにしてしまったことになります。
最初に逝ってしまったのはモーターではなく、抵抗?でした。
動力にこんなヤバい加工をするのは自分くらいかも知れませんが、中古で手に入れた動力は、ロットや内部加工がどうなっているか分かりません。
みなさまもご注意下さい、、、、。
※などといろいろ書きましたが、電子の知識に乏しく、書いたことに自信がありません。
状況証拠から、ダメ短絡加工×PWM電源が原因なのは間違い無いと思いますが、なぜ旧ロットにモーターと並列に抵抗?が入っているのか、それは本当に抵抗なのか?、一般的なパワーパックは本当にレール電圧を変えているのか?(トランジスタと入力と出力の話?)などなど分からないことがたくさんです。詳しい方、ぜひ教えてくださいませ。
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