芸備線「限界区間」を行く① | ERWのブログ/ERWの鉄道ブログ

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Photo Diary by the Eternal Railroad Watcher

「コロナ禍で赤字の地方線区を支えきれまへん。」とのたまい出したJR西日本。

ならばその廃止論議の俎上に上がった路線でも「駅間散策」しようかと思ったが、

そんな甘い状況ではなかった・・・1日数本では乗って返す列車の捕捉もおぼつかない。

 

とにかく、「(万一の)廃線前の駅探訪」はやっておこうかと、

JR西管内で収支ワースト1・2を占める(と言われる)芸備線の末端区間を訪れました。

 

JR西に貢献して鉄道で訪れたかったが、未だコロナ禍である上に、自宅付近も彼の地も鉄道を衰退に追いやった張本人・中国自動車道が通っているので至極便利(!)。申し訳ないが自家用車で現地入りし、そのまま各駅を探訪することと相成りました。

 

6時過ぎに自宅を出発、朝の運転は苦手なERWでしたが、神戸三田ICから入って大佐SAまでノンストップは上出来。ここでトイレ休憩の後、新見ICを出ていよいよ芸備線沿線へ。

 

ワースト2である「備中神代-東城」間の各駅を訪れました。

以下、列車が全く来ない時間帯なので、駅&ホーム&線路のみの写真集です。

 

備中神代 (Bitchū-Kōjiro)

 

(2021-07-23)

※この駅自体は伯備線の途中駅ですから、廃止はされません。でも駅舎は無く、各ホーム上に待合室があるばかり。

※手前の敷石っぽいところに嘗て駅舎があったのでしょうね。

 

(2021-07-23)

※駅正面の写真の後は、駅名標の紹介。

 

(2021-07-23)

※続いて駅のホームと線路の状態。こちらは新見方向。

 

(2021-07-23)

※反対側、伯備線・足立方向。

※左端の72kmポストは伯備線のもの・・・おや、その右にもキロポストらしきものがありますが。

 

あちらのホームに渡ってみると、

 

(2021-07-23)

※はい、これが芸備線のゼロキロポスト。芸備線はこの備中神代駅が起点です。広島を終点にするとはいかにも「東京中心的な考え」ですが、姫新線と組み合わせて「中国地方中央線」の一角を成していたと考えれば肯ける?今の運転状況からははそんな面影は全く無いですが。

 

(2021-07-23)

※跨線橋の上から。備中神代を出発し、左カーブで伯備線と別れを告げる芸備線の線路。

 

(2021-07-23 備中神代)

※伯備線と芸備線の時刻表。芸備線は上下各6本、すべて伯備線の新見まで乗り入れるが、内1往復は土休ウヤ。またそれを含む3本の下りは途中東城止まりで接続列車無し。また早朝の新見発下り備後落合行きは「快速」でこの備中神代を通過する。

 

そうこうしているうちに、列車通過の自動アナウンスがあり、

 

JR伯備線 381系特急「やくも」 (2021-07-23 備中神代)

※特急「やくも3号」が通過。

 

ここからは、1駅毎に次の駅迄ナビをセットし、そこへ向かってまっしぐらです。

途中「いい線路風景」があってもスルーします。脇見運転は危険ですから。

 

坂根 (Sakane)

 

(2021-07-23)

※「ワースト2区間」の最初の駅です。ここも駅舎は無く、温室の様な駅便付き待合所があるのみ。

  こういうのはつまらないなー。

 

(2021-07-23)

※駅名標と線路風景を同時に。こちらは次の市岡方向。

 

(2021-07-23)

※同方向。向こう側には対面ホームの跡があります。昔はSL列車同士が交換していたのかな。

 

(2021-07-23)

※その反対、備中神代方向。

 

市岡 (Ichioka)

 

(2021-07-23)

※国道182号線に面している市岡駅。初めて「駅舎」に出くわしたが、何だか改装されている感じだなー。

 

路肩にハザード掛けて車を停め、急いでホームに上がります。

 

(2021-07-23)

※ホームが狭いので、多くの駅では駅名標が「斜め撮り」となります。

 

(2021-07-23)

※坂根方向。

 

(2021-07-23)

※反対、次の矢神方向。

※右側の住宅なんか正真正銘「駅近」ですが、使わねぇだろうなー。

 

(2021-07-23)

※同。「暑い中農作業ご苦労様です。」

 

矢神 (Yagami)

 

(2021-07-23)

※待望の「レトロ駅舎」に遭遇!

 

(2021-07-23)

※駅便とツーショット。

 

(2021-07-23)

※珍しく「建物財産票」にカメラを向ける。「昭和3年10月」、いいねぇ~。

 

(2021-07-23 矢神)

※駅舎の中。あれが「改札ラッチ」ですよ。

 

(2021-07-23)

※駅舎に掛けれらた駅名標、この辺りの駅名標は皆近作で綺麗。レトロな駅名標も見たかったが。。。

 

(2021-07-23)

※自立型駅名標もあります(列車が短い割には)。

 

(2021-07-23)

※現在も交換ができる矢神駅。相対式のホームは北海道の様な「位置ずれ」タイプ。

 

(2021-07-23)

※同、次の野馳方向。

 

(2021-07-23)

※反対側、市岡方向。

 

野馳 (Nochi)

 

(2021-07-23)

※これも古くて、しかも大きな駅舎。「財産票」は見当たらず。

 

(2021-07-23 野馳)

※駅舎の中。

 

(2021-07-23)

※古ーい駅舎と新しい駅名標のミスマッチ。

 

(2021-07-23)

※駅舎とホームと線路と。こちらは矢神方向。

 

(2021-07-23)

※同方向。廃墟の対面ホーム。

 

(2021-07-23)

※反対方向。

※この駅で岡山県最後です。次の東城との間に県境があります。

※野馳は「ワースト2区間」の最後の途中駅です。

 

つづく

※※