ご訪問ありがとうございます。

久々の投稿です。

先般のダイヤ改正にて定期運用を失った215系ですが、
全4編成のうち、2編成が長野に留置されているので見に行ってきました。

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早速いました。NL-1編成。
唯一の1次車であり、6/23未明に配給されてきた編成ですね。
なんとか撮影できる位置にいました。
幕は、配給時に「ビューやまなし」表示でしたが、「回送」表示に変わっていました。

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NL-1編成が留置されているのは、北長野貨物駅の脇にある電留線。
かつては201系等も同留置線にて解体を待っていたことがありますね。
19Dのコンテナがあずき色ですから、アクセントカラーがあずき色の
215系はとても溶け込んでいますね。

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せっかくですので、少し観察します。
こちらは1号車のクモハ215-1。

さすがに運用を目的とした留置ではない為、
パン下げ及びハンスコ設置状態での留置でした。

また、拡大してみると、前面ガラスのシールの劣化が痛々しく感じます。

反対側からも見てみます。

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こちらは10号車側。
手前から10号車がクモハ215-101、モハ214-101です。

やはり、車体が大きいだけあって存在感に圧倒されますね。。

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特徴的なモハユニットも観察します。

215系は、両端の2ユニットのみで駆動して、その他は
全て不随車という、外国の高速列車のような組成が特徴ですね。

特に面白いのは写真左のモハ214で、
モハ車であるのにもかかわらず床下に主回路機器が無く、
不随車と同様に客室となっています。

E4系等のオール2階建て形式は、
車端部の床上に主回路機器を艤装していましたが、
このモハ214は車端部も客室があります。

モハを名乗っていながら、動力台車のみを履いているようですね。

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このしわ寄せがきているのが相棒のクモハ215。
モハ214で搭載しなかった主回路機器をすべて載せる必要があります。

そのため、215系は「オール2階建て」を謳っていますが、
写真を見てわかる通り、構造上クモハは只のハイデッカー車であり、
界磁添加励磁制御装置や補助電源装置、コンプレッサ等の
主要な機器のほぼ全てが客室下及び床下に艤装されています。

客室下の機器点検蓋を上手く側窓のように見せているところが
憎いところでもありますけどね。

とか何とか言っているうちに、NL-1編成を後にします。

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次に見えてきたのは、2次車のNL-2編成。
工場側の電留線にいました。 
障害物が多く、撮影できたのはこのカットのみでした。

登場時は、1次車と外見上の差異がかなりありましたが、
現在でわかる差異は、車番の位置や連結器周りの切欠形状くらいでしょうか。

また、Dコックがテープで封印されていました。
何かあったのでしょうかね。

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と、いうわけで、長野に留置されている215系NL-1,NL-2編成の訪問でした。
現役時代は、出番が少なかったので、あまり縁のない編成でしたが、
記録に残す事が出来て満足でした。

最後まで閲覧いただきありがとうございました。

※全て公道より撮影しています。