姫路にとうちゃこ。

次に乗り継ぐのは播州赤穂行き。初めからこれに乗っときゃ姫路での乗り換えは不要だったな。

期せずして回送の103系が入線。

環状線からもいなくなったし久々の対面で嬉しいんだがたったの2両編成。寂しいもんですな。

ふと見ればお弁屋さん。

駅弁ですか。いいですな。

 

うまそう・・・しかし貧しいのでこんな高級なのは食べられない。

お隣に立ち食いそば屋さんがあった。

天ぷらえきそば、380円也。これに決めた。

そういや姫路の立ち食いそば屋さん、僕がいつも読ませていただいているブロガーさんの記事でも出てきてたな。で、その方もこの駅そばを食されていたような記憶がある。

で、待つこと1分少々。はい出てきましたよぅ。何の天ぷらだかよくわからん薄い天ぷらに、そば粉の蕎麦じゃない何やら中華めんのようなそば。新鮮である。味の方はうまし。汁までおいしく頂きました。

その間に列車がとうちゃこ。新たな客がなだれ込んでくる。それを一人で手際よくさばくおばさん。神業である。

のんびりそばなんぞ食っている間に僕の乗り継ぐ播州赤穂行きが入線。

こんな感じで撮影なんてしてるもんだから座れない・・・。しかも12両の内姫路で4両を切り離し8両編成となることに加え、18きっぷシーズンの岡山方面への連絡列車なので非常に混み合う。座れないのは勿論なんだが、少しでも混雑がマシな車両を探し先頭車両に落ち着いた。

 

列車は播州赤穂に向け出発。僕は岡山に向かうので相生で降りるのだがそこで気付いた。元々12両で到着した列車が姫路で8両となり、次に乗り継ぐ列車は4両である。どんどん先細りとなり、どんどん高血圧のような状況になるんだが、姫路ー相生間くらいなら時間も短いので立っていてもどうということはないんだが相生ー岡山は1時間強のそれなりの長丁場である。しかも眺めも単調であまり面白くない、とくればこの区間は座ってやり過ごしたい。となれば、僕は先頭車両にいてはいけないのである。こちらは8両、あちらは4両。真ん中くらいの車両にいなければ相生で停車した際に自分の目の前に岡山行きの列車の姿は無い。ということで一駅停車するごとにモームに降り真ん中の車両へ向けて少しずつ移動することにした。そして前から4両目の進行方向左手のドアの前に陣取る。

ん?

なんか近大の広告って学問をどうこうというよりもウケ狙いな感じがする。商売っ気にあふれていて大学の広告って感じじゃないな。

 

そして9時30分、相生駅にとうちゃこ。

さぁ僕の前に車両は待っているのか?

よっしゃ、どんぴしゃ!

ドアが開くと大垣マラソンならぬ相生ダッシュが始まる。しかしドアの前で虎視眈々とこの椅子取りゲームへの戦略を立てていた僕は悠々自分の座席を確保することが出来た。あとからあとからなだれ込んでくる乗客を見ながらしてやったりの気分である。

ゆったりと座席に座りのんびり車窓を楽しむ。

清く正しい農村の夏ですなぁ。

和気。「わき」ではなく「わけ」。和気清麻呂の和気である。

瀬戸。いや~夏空ですなぁ。

おっ!

新幹線。

そしてキハ40系の宝庫、岡山駅の構内へ。

しかし思うのが貨物列車の運転本数の多さ。旅客列車とは全然すれ違わないのに姫路ー岡山間で4,5本とすれ違った。

というわけで岡山に到着した。  続く

 

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