KATO 10-1476・77 台湾高鉄700T | 金屋代かずおのお部屋

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(日本でも人気)

 

本日紹介するのは,先日再生産が決定した「台湾高鉄700T」です.台湾高速鉄道の開業に合わせて現地でのみ販売(フルセット以外に先頭車単品売りなどもありました),その後なりを潜めており,一時は日本国内販売が告知されましたが無期限延期,品番を変えて2018年についに日本国内販売が実現しました.当時の筆者といえば「485系200番台」「瀬戸・あさかぜ3・2号」で莫大な予算がかかっており,この3点であれば最も優先されるものは「瀬戸・あさかぜ3・2号」であった所,外国型の例に漏れず,台湾高鉄が最も早く市場から無くなりました.その後,たまたま在庫を発見して即購入したものです.

特に外国型製品は生産数が限定されている傾向が高く,通常外国型製品を扱わない店舗はもちろん,予約しないと買えない,その予約も早めに締められる,というケースもあります.今回の再生産も,既にネット通販では予約ができなくなっています.

 

JR東海・西日本の700系と大きな差異を持つ車両を紹介します.

先頭車からしてそうであります.先頭形状が異なる他,乗務員用ドアがありません.これは当時の台湾の鉄道事情によるものですが,最近の台湾の新型鉄道車両には乗務員用ドアがついています.

模型では編成番号「TR34」と行先表示「左営」(高雄市)が印刷済みです.

6号車はグリーン車に当たる「商務車」です.

7号車は車椅子対応設備が付いています.JR東海・西日本の11号車と異なり,車内販売準備室はないようです.

模型では8号車が動力車です.KATO製のJR東海仕様製品は10号車が動力車です.パンタグラフは4号車と9号車にあります.

ライトも明るく光ります.

 

現在台湾高鉄では車両の置き換えが問題となっていますが,日本と異なり例えば「N700S」をやや設計変更したものを投入するなどでは費用が折り合わないようで今後の動向を注目します.