Keio_6433_Wakabadai
▲画像はWikipediaより

みなさんは無性に学生時代が恋しくなるときはありませんか?私は中学時代(1999~2002年)に京王線で電車通学をしていたので、臙脂帯だった6000系やカラフルな前面の3000系などに乗っていたことが恋しくなります。
すでに6000系や3000系も全廃。思い出のある線路沿いにあった駄菓子屋やラーメン屋は高架化工事のため立ち退きされていて20年の歳月を改めて実感します。

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そんなわけで今回はグリーンマックス(以下GM)のキットから京王6000系を製作します。モデルにするのは1990年代中頃(?)まで見られた臙脂色の3+5+2の編成。2連は都営新宿線乗り入れ対応の6438F。3連は2000年以降も生き残っていた6407F。5連は短命だった5扉車ですがトレジャータウンのコンバージョンキットを使用するため、別記事にて書かせていただきます。


◆前面の加工
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このキットは金型を改修した際にヘッドライトが別パーツになり、ヘッドライトの穴が大きすぎて不格好になってしまいました。諸先輩方の作例を参考にさせていただき、プラ棒で穴を塞いだあとΦ1.2mmで再び開孔します。ヘッドライトには銀河モデルの「シールドビーム 新国切妻用」(品番 N-017)を使用します。(右側が加工後)


◆側板の加工
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▲写真は組み立て後の姿。肩部を斜めに削ることでRを表現


こちらも諸先輩方の作例を参考に、上部を軽く削ってRを表現します。
厳密に言うと車側灯や方向幕の位置の誤り、製造時期によるドア窓枠の有無など色々ありますが、こだわるならズバリな完成品がありますし、組み立てを楽しむほうに重点を置きたいので今回は割愛させていただきます。
またキットには写真のように号車札のサボ受けがモールドされています。このサボ受けは後に撤去されているので削り落とします。

◆妻板の加工
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よく見ると裏面のリブが左側に寄っています。そのため余白が狭いほうの側板が飛び出してしまうので、0.2mmほど削って調整しています。(写真は加工前)


◆屋根板の加工
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側板裏面の屋根板をはめ込む溝が不揃いです。そのまま組むと片側だけ雨樋と側板の間に隙間ができてしまいます。気になる方は屋根板のリブを0.2mmほど削ると隙間が出来ずに嵌ります。


今回はここまで。
塗装済みキットにもなるくらいパーツ同士の合いは良いのですが、GMキット伝統(?)のリブの偏りのせいで、そのまま組むと雨樋が飛び出るなどアンバランスな仕上がりになります。組み立て前にひと手間加えることで綺麗に組むことができるので是非やってみてください。
次回は組み立て編です。

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