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【車齢40年まで安泰!?】E233系地方転属劇はどのようになるのか

こんにちは!
今回は2024年から計画されているE233系の大規模転属劇についてお話をします。
この大規模転属はちょうど1年まえの2020年7月に労働組合の資料、各種報道によりその計画が明らかになっています。内容は2024年より京浜東北横浜線に新型車両を導入し、ワンマン運転を開始し、現在活躍しているE233系は地方に転用するというものです。その後コロナの影響により計画変更があったなどという噂もありますが、今回は計画通り転用が行われた場合にE233系がどのように動くのか、そのことに関して記事を書いていきたいと思います。(2022年度以降の機器更新計画により京浜東北線E233系の転属は中止となる可能性が高くなりました。)
まずは現在の在籍状況です。
E233系1000番台 10連×82編成 820両
E233系6000番台 8連×28編成 224両
となっています。合計110編成分が在籍しています。
これらを踏まえたうえで転属が発表されている線区の情報をまとめていきます。


転用線区① 仙石線
仙石線は労組の資料により転用が判明している線区です。仙石線には現在205系3100番台が17編成在籍しています。こちらにはE233系がワンマン改造の上、導入されることとなっています。仙石線に関しては1~2編成程度の増減はあるかもしれませんが、現有編成と編成数の大きな変更はなく、E233系が17編成程度転用されると推測されます。

転用線区② 房総地区
こちらも千葉動のサイトでワンマン化改造の上E233系が導入されることが判明しています。房総地区には現状では2両のE131系が12編成、4両の209系が48編成、6連の209系が15編成(伊豆急譲渡予定の1編成とB.B.BASEのJ1編成を除く)が在籍しています。E233系が置き換えるのは209系になると思われます。
房総系統はE233系導入により大きく編成形態が変わる可能性があります。というのは、今年のダイヤ改正からE131系が導入されたことにより、6連の編成の運用が大幅に減り、4両編成と6両編成を連結した10両編成の運用もなくなりました。そして4+4の8両編成の運用が増加しています。このことからE233系が導入される際は、8両編成のE233系が誕生することが有力視されています。

転用線区③ 高崎地区
こちらもワンマン化の上、転用計画が判明しています。現状では、211系6両編成が7編成、4両変異が23編成所属しています。高崎に関しては多少の増減はあるかもしれませんが、現状の211系とだいたい同じ数のE233系が転用されると思われています。

転用線区④ 長野地区
長野地区には現状で211系6両が14編成、3両が39編成の所属しています。こちらは211系転用の際に211系が3両編成に組成できる特性を生かし、115系と同じ両数で転用されていますが、E233系で3両編成にしようとすると先頭化改造が必要となることから、3両編成の211系の置き換えは4両編成のE233系となると思われます。しかし、E233系転用予定線区の置き換え対象編成の合計が捻出されるE233系のクハの数より多いこと、さらに39編成分単純に全列車1両増となることは考えにくいことから、房総地区のように大幅な運用整理の上、E131系と合わせた導入となるのではないでしょうかというのが私の考えです。実際に昨年には甲府地区でE131系の試運転が行われています。


さて、いずれの線区に導入されるE233系も転用が行われた場合、車齢40年程度までは活躍するものとおもわれます。というもの、先日のJR東日本の発表によると、同一線区で長く車両を活用するという方針が打ち出されたからです。これまでの機器更新に加えて、延命工事を行い、これまでよりも長く車両を活用するという計画です。この計画が発動されていない209系でも25~30年程度使われていることを考えれば、今後は車齢35~40年程度使用されるのが当たり前となっていくのではないかと思われます。

このように考えると、発表されている線区に導入するだけでも編成数が足りない可能性があり、一部で噂されている武蔵野線へのE233系転用などは少なくとも1000・6000番台では起こらないのではないでしょうか。
以上となります。
そもそもE233系の転用計画が今でもあるのか、またあった場合、どのような転用形態となるのか今から楽しみですね。
最後までご覧いただきありがとうございました!


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