京阪神緩行線用のクロハ69の連結相手として、GM製キットのクハ76とモハ70を各1両準備し2019年10月に着手した加工を再開します。

 

現状は、クハ76が乗降扉窓と戸袋窓の中桟をカットしたところまで、モハ70は未加工です。

 

クハ76は、西明石向き(偶数向き)に使用することにしていますので、偶数車としての加工を先に済ませてしまいます。

上側に置いた物が未加工品、下側に置いた物が加工途中のクハ76の側板です。戸袋窓をHゴム仕様にするため窓枠ごと切り抜きました。ここにプラ板を嵌め込んで、四隅に丸みを帯びた穴を開け直すことで、新たな戸袋窓が出来上がります。次に、組立キットは奇数車仕様で作られています。偶数車にするためには、トイレの位置を向い合う反対側の側面に移す必要があり、連結面から2個目の窓を戸袋窓と同様に窓枠ごと切り抜きました。ここにプラ板を嵌めて埋めるだけでトイレが完成します。

 

元のトイレの箇所は、客室に変更します。

連結面寄り窓の右側に隣接した位置に客室窓を1個新設します。新設窓の部材は、下側に置いた他車両のパーツから調達します。

 

新設用の窓パーツを供出するのは、クロハ69の1等室窓を作るために窓部分を切り抜いたサロ45の側板の残材で、中央に残っている窓を切り取って移植することにしました。ただ、窓柱やシル/ヘッダーにリベットが表現されているので、切り出す前にヤスリ掛けしてリベットを完全に消しておかねばなりません。

 

前面板も奇数車仕様に加工します。

奇数車仕様の前面板には、右側テールライトの脇に栓受が2個あります。偶数車仕様では栓受がないので、カッターナイフで削ぎ落しました。京阪神緩行線用として、ブドウ色2号の単色に塗装するので、スカ色の塗分け線をサンドペーパー掛け(#400→#1000)により消しておきました。運番表示部もHゴム仕様ですので、四隅を丸く削ってそれらしい形に変更しています。モールド表現のヘッドライト/テールライトは、φ1.6mm/φ0.8mmの貫通穴を開けておきました。

 

これだけですが、1日掛りの仕事になり、モハ70には手が付きませんでした。(続く)

 

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