小坂鉄道【完】(2100形大館駅にて) | ブログ 鉄ビタ京都

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小坂鉄道【完】(2100形大館駅にて)

 

小坂駅から乗車し、約20キロ少しを掛け下りてきた感じでした。乗り心地は抜群!エアサスでは無いのですが、さすが重量と危険物を運ぶ鉄道だけあって、軌条整備が非常に良かったのが思い出されます。

当時の取材時に乗り心地をほめると、『そうでしょう~!車両の整備も力を入れていますが、線路も軌道も安全を主に、努力していますよ!』と仰っておられました。

 

ただそれから十数年程経った2004年(平成16年)11月9日、DD13と濃硫酸タンクが枕木とレールの整備不要が主要因での脱線は、地方鉄道の経営難と国からの支援や補助不足を個人的に感じました。

 

 

先頭2106、2101の2両編成でしたが、2106が開放されました。

 

トリミングしていません。フィルムカメラの当時もズームレンズを使っていましたが、長玉に変えた途端に近くに留置の為停車。レンズ交換するのも面倒ですしね。今嫁が使う便利ズームが当時あればなぁ。

 

これもトリミング無し。残念ながら手振れのピンボケですが、でもこの夕方の風景が今も忘れられません。

 

軌道整備を少し記しましたが、鉄道にもっと支援や補助をすべきと考えますね。道路メインの政策には、短期的な保身と政治も見え隠れして。昔の鉄道枝線(ローカル線)も同じで、政治と公約で敷いたところの殆どは結局廃止やバス転換、鉄道を残しても、第三セクターとなり税金投資で地方財政が苦しむ。

 

鉄道愛好家の私も、鉄道としての役目を果たさない、無理して鉄道に拘る線(地域)に投資はもったいないと考えます。ただ鉄道の方が良い場面もある訳で、確かにヤード制の輸送は時代に合わないですが、コンテナだけでなく、港湾間や工場間、危険物や重量物にはレールと敷地(各拠点)をもっと残したほうが、良かったのではないか?と今も思います。計画的な鉄道物流システムを考えれば、環境的にも、国民にも、安全性でも、道路輸送より総合的に優勢なのは明らかですから。(施設や拠点が減る。貨物の取り扱いをなくす。そうすると使える巾が少なくなり衰退する。これが一番ダメな流れ)

 

あぁ、ボヤいてしまった。

2009年(平成21年)までがんばってくださった小坂鉄道さま。お疲れ様でした。