みなさんこんにちは。今日の話題です。

 

 
少し前のことになりますが、所用でこちらの「OsakaMetro御堂筋線 淀屋橋駅(大阪市中央区)」を利用した際のこと。

 
コンコースで連絡している、京阪電車に乗り換えようと、何気なしに改札を通りましたら…

 
一台だけ、なんとも近未来な改札機があるではないですか。青い蛍光色がまばゆいですが、見たこともないものです。

 
これは気になるということで、しげしげと観察してみます。

 
他の自動改札機同様に、開閉するバーはあります。ただし、透明です。

 
 
しかし、これはQRコードの読み取り?
その上にはカメラもあるのですが、顔認証システムのようです。

 
周りをよくよく見渡しますと「社員専用」と、ただし書きがなされています。

 
 
実はこれ、顔認証を用いた次世代改札機を導入するに当たっての、実証実験なのだとのこと。
OsakaMetroでは、一昨年の末からすでに実験がはじめられており、主要な自動改札機メーカー4社の試験機が稼働しているそうです。

この「淀屋橋駅」に設置されているのは「高見沢サイバネティックス」という会社のもの。
自動改札機のみならず、自動券売機などを開発している会社です。わたしも名前だけは知っていたのですが…


ホームページをちょっと拝見して来ました。

いまから51年前に開催された「日本万国博覧会(大阪万博)」で、最メインルートになった「北大阪急行 万国博中央口駅(大阪府吹田市、万博閉幕後に廃止)」に、同社製造の自動券売機が大変な威力を発揮したのだとのこと。


当時は、自動券売機の量産品がようやく出回りはじめた時期で、切符は窓口での手売りが当たり前の頃でした。
ただ、6400万人以上が押しかけた大イベントゆえ、スムーズに乗車券を発売出来るという、この販売機の威力は相当なものだったようです。

2011(平成23)年には、自動券売機の黎明期に登場し、その後の技術発展にも貢献したことから、この券売機は「機械遺産」に認定されています。
歴史と高い技術力のある会社だったのですね。

 
交通系ICカードが乗車券の替わりになっている現在、個人的にはそれでも便利なのに、さらにその上を行くものが、近い将来に登場する…と考えますと、技術の発展というのはすごいもんなんやなあと、ただただ感心するばかりです。

 

まさにこれは夢?の「顔パス」ですが、そうなれば、早く体験してみたいものでもあります。


次回に続きます。

今日はこんなところです。