昭和52年に国鉄バス相馬海岸線の原釜駅で発行されました、「上野から」の自由席特急券です。
仙台印刷調製の準常備式の券となります。
国鉄バス相馬海岸線は常磐線と相馬駅で接続しており、この券は上野から400kmまでで発行されておりますので、恐らくは相馬までの復路用として発行されたものと思われます。
国鉄バス相馬海岸線は、JR東日本~JRバス東北に運行が引き継がれますが、平成11年3月31日限りで福島交通に運行を引き継いで撤退し、原釜駅の出札業務は昭和59年3月末頃に廃止となったようで、場所は現在の福島交通の原釜バス停周辺と思われますが、周辺は東日本大震災による津波の被害を受けており、駅の痕は判然としませんでした。